先日、次男のお誕生祝いとクリスマスを兼ねて、
家族で「ハウルの動く城」を観ました。

この「ハウルの動く城」に登場するヒロインのソフィーは、
荒地の魔女に魔法をかけられ、１８才から９０才のお婆ちゃんへ。

しかし、そんな仕打ちをされた荒地の魔女の介護も
厭うことなくしてしまうタフさ、優しさに、
私は、母性本能をもつ女性の偉大さを感じました。

愛する女性は強く、母はもっと強し。

自分の置かれたポジションで、不平不満を言うこともなく、
一生懸命真剣に生きる姿は、素晴らしく美しいと思いました。

また、倍賞千恵子の歌う主題歌「世界の約束」は、
わかりやすくていい歌です。

フランスの"Le Chateau Ambulant"では
Flashでジブリ作品を紹介しています。
http://www.lechateauambulant-lefilm.com/


今話題のハウルの動く城の音楽も流れてなかなかおしゃれで素敵です。
お試しあれ。


ところで、「となりのトトロ」から始まり、ジブリの作品は
子どもと一緒に何度も何度もテープがすり切れるくらい見ました。
「もののけ姫」などのビデオの前に必ず入っている、
「ジブリがいっぱいコレクション」。

最初にあのコレクションを見た時、たいへん感動しました。
そして、宮崎駿という人の感性の鋭さに驚かされました。
テーマソングとかイメージソングも洗練されていて、心を打つものがありますよね。
何度見ても飽きないのは何故なんでしょうか。
猫のバロンも、このジブリコレクションで初めて知りました。

ここでは、究極に洗練された宮崎アニメのキャッチコピーの一覧をご紹介します。
ご参考までに。

1984年「風の谷のナウシカ(Nausicaa of Valley of Wind)」
キャッチコピーは、「少女の愛が奇跡を生んだ」

1986年「天空の城ラピュタ(LAPUTA : The Castle in the Sky)」
キャッチコピーは、「ある日、少女が空から降ってきた」

1988年「火垂るの墓(Tombstone for fireflies)」
キャッチコピーは、「4歳と14歳で生きようと思った」（糸井重里）

1988年「となりのトトロ(My Neighbor TOTORO)」
キャッチコピーは、「このへんないきものはまだ日本にいるのです。たぶん。」
（糸井重里）

1989年「魔女の宅急便(Kiki's Delivery Service)」
キャッチコピーは、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」（糸井重里）

1991年「おもひでぽろぽろ(Only Yesterday)」
キャッチコピーは、「私はワタシと旅にでる。」（糸井重里）

1992年「紅の豚(Porco Rosso)」
キャッチコピーは、「カッコイイとは、こういうことさ。」（糸井重里）

1993年「海がきこえる(The Ocean Waves)」
キャッチコピーは、「高知・夏・１７歳　ぼくと里伽子のプロローグ。」

1994年「平成狸合戦ぽんぽこ(POMPOKO)」
キャッチコピーは、「タヌキだってがんばってるんだよォ」（糸井重里）

1995年「耳をすませば(Whisper of the Heart)」
キャッチコピーは、「好きなひとが、できました。」（糸井重里）

1997年「もののけ姫(The Princess MONONOKE)」
キャッチコピーは、「生きろ」（糸井重里）

1997年「となりの山田くん(MY NEIGHBORS THE YAMADAS)」
キャッチコピーは、「家内安全は、世界の願い」

2001年「千と千尋の神隠し」
キャッチコピーは、「トンネルの向こうは不思議な町でした」

2002年「猫の恩返し」
キャッチコピーは、「猫になっても、いいんじゃないっ？」

2004年「ハウルの動く城」
キャッチコピーは、「ふたりが暮らした。生きる楽しさ、愛する歓び。」