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私の事務所のウェブサイトのトップには、
私の娘が小学校2年生の頃描いたヘン?な天使の絵を掲載しています。 「このサイトのトップの絵って、一体何を意味してるの?」 と思われた方がいらっしゃるかもしれません。 <ご参考> 福島行政法務事務所 ウェブサイト http://www.nbn.ne.jp/bellnet/mati/ 数年前、私はある刺繍会社のホームページの立ち上げのお手伝いさせていただいたことがありました。 その会社がサイトの自社のネットショップを使って売り出す商品の関係で、 どうしても天使の画像が必要になりました。 天使..と言われても。 森永製菓のエンジェルくらいしか思い浮かばない私は悩みました。 そして、今から制作する天使の画像の参考にするために、 インターネット上で検索したり、図書館へ行ったり、色々と手を尽くして天使(エンジェル)の画像を調べてみました。 売り出す商品のイメージに合いそうな画像があれば、 場合によっては制作者と交渉して著作権を買い取る覚悟でいたのですが、 残念ながらなかなか見つけることができずにいました。 そんな時、たまたま私の事務所で絵を描いて遊んでいた当時小学校2年生だった私の娘に、「天使を描いてよ」と頼んだら、「うん、いいよ」と言って、何のためらいもなく左手でサラサラと、いとも簡単に描きました。 そうしてできた天使の絵。 背中の羽根は、ハエの羽根みたいだし、 かすれたカラーマジックで乱暴に塗りたくった服は左右色違いだし、 第一、天使の象徴である頭の上の輪(わっか)もありません。 大人的発想でみると、「どう見てもヘンな絵」なのですが、綺麗に完成された画像を数点ピックアップしていた中には全く感じることのないその自由奔放な暖かいスタイルを、私はたいへん気に入りました。 最終的にはデザイン会社に依頼した絵を採用したため、 私の娘の絵がそのサイトで日の目を見ることはなかったのですが、 私自身が大人になる過程で、何か忘れていた大切なモノを思い出させてくれたような気がして、 自分への戒めの意味も込めて、 私の事務所のホームページのトップに掲載することにしたのです。 私たちは、学校に通い、社会に出て、年齢を重ねて行くに従って、 次々と自由奔放な発想や個性を抑えることを強いられて来ました。 「服装はこうあらねばならない」 「〇〇はこうでなければならない」 「××はしてはならない」 「こんなこと常識で考えたってできっこない」 「そんなことできるわけがない...」等々。 いわゆる固定観念というものです。 無謀でも、バカといわれても、自分が本当にやりたいことは、 情熱をもって実際にやってみなければわからないのに、 やる前から自分自身にワクを作ってしまう習慣を身につけさせられて来たのです。 まさに、 「人生の目標を達成しようとする時、限界がたった一つある。 それは自分自身が決めた限界である」 ― D・ウェイトリー ― の言葉に象徴されています。 大人の固定観念の中にある天使は、 「白鳥のような純白の羽根を持ち、頭上に輪があって」...。 そんなきめられた常識のワクから飛び出す発想を持つことは、 年を重ねるに従って次第に難しいものになって行きます。 何かに挑戦しようとした時、何かをやり遂げたい、達成したいと思った時、 現実を見て足がすくんで前に進めなかった経験は誰しもあることでしょう。 「そんなことできっこない」と..。 娘の描いた天使の絵は、見る度に私にワクを飛び越える勇気を与えてくれます。 私の事務所のウェブサイトにアクセスする度に、 「きっと何かできるに違いない」という気持ちにさせてくれます。 私にとってはかけがえのない大切な絵なのです。 皆さんは、どのような思いで、 このヘンな天使の絵をご覧になっているのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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