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カテゴリ:今日の言葉
今まで、「やればできる」と言われ続けて、
できたためしがありません。 できる人は言われる前にとっくにやっています。 コトバの語呂としては、 さも、相手を尊重しているかのように見えますが、 子どもたちに、「やればできる」というのは禁句だと、 私は思っています。 何故なら、言われた子どもたちの方は、 「努力を積み重ねれば、いつかはできる」とは、 アタマでは理解できたとしても、 絶対に行動には結びつきません。 きっと、 「いつかやればそのうちできるだろう」と、 全く行動せずに安心してしまうでしょう。 やらないことの言い訳ができる土壌を作ってしまうコトバは、 子どもたちにとって不幸以外の何ものでもありません。 中途半端な優しさを、 オブラートに包んで言ってみたところで、 何の意味もありません。 「そのうちに..」と安心させ納得させるだけ、 むしろ大きなマイナスです。 「やればできる」は、 「全然やらないからできない」の裏返しなのです。 優しさと期待を込めて、 言いたい気持ちはよくわかるのですが、 やらないことの言い訳を言わせる体質を作っても、 マイナスにしかなりません。 そんなことよりも、 「今、何もしてないだろ?」と、 単刀直入に切り出す方がずっとマシです。 「やればできる」と言った時点で既にアウト。 「やったけど無理だった」と言わせるようにした方が、 間違いなく将来の布石に繋がります。 前向きに、 子どもたちがすぐ行動できるような環境を作るのが、 親としての努めだと思いますが、 いかがでしょうか? 子どもたちに、 漠然とした将来の曖昧な期待を込めた気持ちを言っても 決して伝わりません。 冒頭の言葉を繰り返しますが、 今まで、「やればできる」と言われ続けて、 できたためしがありません。 できる人は言われる前にとっくにやっています。 <ご参考> チリも積もれば -いつも心の中に1000枚の白いコピー用紙を- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h18/tirimo.htm 今できることだけでいい -ないものは探さなくていい- http://www.nbn.ne.jp/bellnet/sougyou/essay/h18/imadeki.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月01日 17時26分14秒
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