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2008年04月06日
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カテゴリ:教育
手塚治虫の作品、『ブラック・ジャック』には、
私にとって、
多くの素晴らしい忘れられないストーリーがあります。

様々な作品の中で、印象に残っているものの一つに、
ブラックジャックが、
全身にやけどを負った少年を
治療しようとするシーンがありました。

その中で、前後のストーリーは忘れてしまったのですが、
「このままでは死んでしまう。人工皮膚を移植しよう。
80パーセントまでなら移植しても大丈夫なはず」
と、ブラック・ジャックはオペをしようとしました。

その時、
恩師の本間丈太郎先生がこう言ったのです。

「君は患者を人造人間にしたいのか。
助かったとしても、
患者が生きる望みを失ったら終わりだ。

患者を治すのは医者じゃない。
患者自身だ。
医者は治す手伝いをするだけだ。
医者が人の生死をどうこうしようなんて
思い上がりも甚だしいんじゃないか」

「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんて、
おこがましいとは思わんかね。」


*****

医者も、親も、教師も、また上司だって、
人が人をどうこうしようなんて、
思ってはいけないのではないかと私は思います。

何故なら、
生きて行くのはあくまでも、その人本人なのですから。

その本人の成長のために、
どんなお手伝いが出来るのだろうか、
それが大切なのでしょう。







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最終更新日  2008年04月06日 05時48分20秒
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