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カテゴリ:教育
手塚治虫の作品、『ブラック・ジャック』には、
私にとって、 多くの素晴らしい忘れられないストーリーがあります。 様々な作品の中で、印象に残っているものの一つに、 ブラックジャックが、 全身にやけどを負った少年を 治療しようとするシーンがありました。 その中で、前後のストーリーは忘れてしまったのですが、 「このままでは死んでしまう。人工皮膚を移植しよう。 80パーセントまでなら移植しても大丈夫なはず」 と、ブラック・ジャックはオペをしようとしました。 その時、 恩師の本間丈太郎先生がこう言ったのです。 「君は患者を人造人間にしたいのか。 助かったとしても、 患者が生きる望みを失ったら終わりだ。 患者を治すのは医者じゃない。 患者自身だ。 医者は治す手伝いをするだけだ。 医者が人の生死をどうこうしようなんて 思い上がりも甚だしいんじゃないか」 「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんて、 おこがましいとは思わんかね。」 ***** 医者も、親も、教師も、また上司だって、 人が人をどうこうしようなんて、 思ってはいけないのではないかと私は思います。 何故なら、 生きて行くのはあくまでも、その人本人なのですから。 その本人の成長のために、 どんなお手伝いが出来るのだろうか、 それが大切なのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月06日 05時48分20秒
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