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カテゴリ:Blu-ray
フレディ・マーキュリー生誕を記念し、彼の誕生日である9月5日に世界中のクイーン/フレディ・ファンがイベントを行う「フレディ・フォー・ア・デイ」。彼の死からすでに22年という歳月が過ぎているが、彼らが遺した音楽のみならず、フレディの愛すべきキャラクターさえもが年を追うごとに世界中の、それこそリアルタイムでクイーンを知らなかった世代にさえも広がりを見せている。その存在、そしてその音楽は“遺産”などではなく、今もなお、そして永遠にリアルであり続けるのは言うまでもないし、「フレディ・フォー・ア・デイ」のようなイベントがその“リアル”を受け継ぐ役割を果たしているのは間違いないだろう。
そして今年の「フレディ・フォー・ア・デイ」にあわせてリリースされることになったのが『フレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサート~エクステンデッド・ヴァージョン』である。 奇抜なファッションと個性的なサウンドで1973年に登場、80年代にかけて名実ともにブリティッシュ・ロックを代表する存在へとなっていったクイーン。今ではビートルズをしのいで“世界で最も売れたアーティスト”として認知されており、まさにロック・レジェンドそのものであると言っていいだろう。 そのフロント・マンとしてカリスマ的なオーラを放っていたフレディ・マーキュリーは、1991年11月、ロック界に多大な功績を遺しながらもわずか45歳という若さで急逝してしまう。そのあまりにも早すぎる死を悼み、翌1992年4月20日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたのが“フレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサート”である。ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、ジョン・ディーコンという残されたクイーンの3人のメンバーを中心に、全盛期のガンズ・アンド・ローゼズ、“ブラック・アルバム”をリリースし全米No.1バンドとなった直後のメタリカなどフレディを慕う数多くの大物ミュージシャンが登場、7万2000人のオーディエンスを前に約4時間近くのパフォーマンスが行われている。1985年の“ライヴ・エイド”、そして『ラスト・ツアー/クイーン1986』としてパッケージ化されている翌年の単独公演と並んで、この“フレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサート”がウェンブリーにおけるクイーンの伝説的なライヴのひとつとして数えられるのは言うまでもないだろう。また同じくメンバーの死を乗り越えたデフ・レパードのパフォーマンスや癌告知をうけ翌1993年に他界するミック・ロンソンをデヴィッド・ボウイがステージに招いて「ヒーローズ」で競演するといった多くのドラマを含んだロック史に残るドキュメントとしても貴重な映像である。 本作『フレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサート』は1992年にVHS/レーザーディスク、2002年にDVD化されているが、今回はVHS/レーザーディスクには収録されていたがDVDには収録されていなかった公演前半/パート1(本作M1~M13まで)、DVDには収録されていたがVHS/レーザーディスクには収録されていなかったドキュメンタリー、リハーサル映像、フォトギャラリーを収録。また公演のセットチェンジの間に会場で映し出されていたフレディの映像は前回のDVDにはボーナス映像として収録されていたが、今回はバンド間のインターバル映像として当時の進行と同じタイミングでインサート/再編集、さらに映像も可能な限り画質の向上を行い、音声も最新リマスタリングを施した2013年最新エクステンデッド・ヴァージョン、まさしく決定版としての再発となる。クイーン・ファンのみならず、すべての音楽ファン必携のライヴ映像作品と言えるだろう。 【定価より20%OFF】BD/オムニバス/フレディ・マーキュリー・トリビュート・コンサート~エクステンデッド・ヴァージョン(Blu-ray)/VQXD-10061 [8/21発売] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年07月22日 16時32分45秒
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