真幸くませ

　

　秋野尓 咲有花乎 指折 可伎数者 七草花
芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花



　　　有名な歌ですから、今回は、万葉仮名そのままで載せてみましたが、
　　難しいこと。（笑）

　　　　　秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花
　　　　萩の花尾花葛花なでしこのはな女郎花また藤袴朝がほの花


　　　　　
　　　
　　　ただ、これから紹介する花は、そのまま。藤袴

　　　フジバカマです。

　　　京都府立植物園のこのフジバカマは、京都に自生していたもの由来だろうと
　　（京都府立植物園園長談）
　　言うことです。
　　　
　　
　　　以下は、京都府立植物園にて、2007年9月19日　撮影したものです。


　　
フジバカマ posted by (C)紅そうび



　　
フジバカマ posted by (C)紅そうび

　　　淡紅紫色を帯びた白の小さい管状花が、散房状についています。

　　　花柱は、深く2裂し、裂片は長くて白色、花冠より、目立ちますね。



　　葉を干すと　クマリンという良いにおいがするそうです。

　　「宿りせし人の形見か藤袴 忘れ難き香に匂ひつつ」紀貫之


　　　フジバカマ　Eupatorium fortunei

　　　　
　　　　Eupatorium 　　キク科 フジバカマ属

　　　　fortunei 植物採集家 「フォーチュン」さんの