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＜概算要求＞外務省総額７４７１億円　ＯＤＡは１３．６％増

8月28日12時8分配信 毎日新聞

　自民党の外交関係合同部会は２８日午前、外務省の概算要求案を了承した。要求総額は今年度当初予算比１０％増の７４７１億円。政府開発援助（ＯＤＡ）関連は同１３．６％増の５００６億円を要求している。

　外交力強化のため、サモア、パラオ、バルバドス、エストニア、キルギス、ベナン、ルワンダの７カ国の大使館新設も盛り込んだ。

　部会に出席した高村正彦外相は「５月に開かれたアフリカ開発会議（ＴＩＣＡＤ）の成果を着実に実行することが必要」と述べた。外相の発言は、アフリカ向けＯＤＡを１２年までに倍増するとしたＴＩＣＡＤ公約を実現するためにもＯＤＡの増額が必要であるとの考えを強調したものだが、議員からは「国民の生活が厳しい中、多額なＯＤＡ予算に理解を得るのは難しい」との意見も出た。【古本陽荘】