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人類最速男ボルトを作ったのはヤムイモ!
これが、世界最速の“源”だ。北京五輪の陸上男子100メートル走で9秒69の世界新記録をマークし、金メダルに輝いたウサイン・ボルト選手(21)=ジャマイカ=の原動力が、母国特産品のヤムイモだったことが17日、分かった。ボルトの実父が明かしたもので、幼少期からの大好物。地元では、ヤムイモに薬効成分があると信じられているという。 故郷の味が前人未到の快記録を生み出した。世界最速の男、ボルトが幼少期から栄養源としてきたのは、ジャマイカ北西部産のヤムイモだった。 前日16日の男子100メートル走でタイムで自身の世界記録を0秒03更新し、人類で初めて9秒60台に突入。快挙の原動力について、父親が「子どものころから食べていたヤムイモの力のおかげだ」と明かしたのだ。 ヤムイモは地元で薬効成分があると信じられているといい、強壮剤としても重宝されている。その効果を信じ、ボルトはレース開始前から自信満々だった。父親は「レース前は私の方がドキドキしていた。2日前に電話で話し、自分が神経質になっていると伝えると、息子は『心配しなくていい。僕はお父さんのために勝つよ』と答えたんだ」と話した。 ジャマイカ勢にとっては過去の五輪の100メートル走で、男女計9個のメダルを獲得しながら金には届いていなかった。急激に躍進したボルトにはドーピングの疑いもかけられていたが、力の源、ヤムイモが“食べるレーザー・レーサー”だったのだ。 同国のゴールディング首相は「ジャマイカと、ジャマイカ国民の偉大な象徴だ」との声明を発表し、栄誉をたたえた。 首都のキングストン市内でも、ホテルに「五輪村」と称したテレビ応援用のスペースが設けられた。ゴールと同時に祝いのクラクションを鳴らしながら車が走り、空に向けて祝砲も撃たれた。カリブ海の情熱的な島国は、すっかりお祭り騒ぎとなった。 このヤムイモは、日本でも入手可能。沖縄では「ウベ」と呼ばれ、アイスクリームなどお菓子の原料に使われている。あなたのお子さんも小さいころから食していれば、快速ランナー、金メダリストになれるかも-。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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