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テーマ:映画館で観た映画(8536)
カテゴリ:女子映画部
予告を見ると「怖い映画なのかしらっ(゚◇゚;)」とビビッてしまいますが、ホラーではありません。ファンタジーでした。
でもアタクシが子供だったらものすごく怖がったかも。 あと大量の虫ですね。怖いと言えば。 ちょうどタイムリー(?)なことに夕方のニュースで「カメムシが大量発生している町(注:日本ですよ)」を見たばかりだったので、現実ほど怖いものはありません。 迷信を信じてしまう素朴な村人達をだまして、悪魔祓い(のフリ)をして金儲けをするグリム兄弟。 こういう小賢しいヒトが出てくるお話って好きですね~ 実物のグリム兄弟はこんな人達ではなかったと思いますけど。 アタクシがこの映画で感じた見どころは3つ。 森の国ドイツ 森で迷子になってしまう心細さ、自然への畏敬の念というのは、深い森に囲まれたドイツだからこそ生きる童話たちなのね。 南欧の明るい雰囲気ではイマイチ臨場感に欠けるというか・・・ 宮崎アニメ『もののけ姫』の森を思い出しましたが、ドイツの森はそれよりももっと黒いイメージ。 ヨーロッパ人の特徴 フランス占領下のドイツという設定なので、フランス人が威張り散らしています。 便宜上(?)みんな英語を話しているんだけど、それぞれの国風にナマってるのよ~。で、つい母国語が出ちゃったりして「おっと、いけねっ!」みたいな。 どことなく泥臭いドイツ人とか、誇張された美食家のフランス人とか。 おっちょこちょいでお調子者のイタリア人とか。 皮肉にも日独伊(日本は入ってないけど)を髣髴とさせる云々・・・ そしてコレが最大の見所 美しく幻想的な衣装 全体的に薄暗い色彩のせいかしら? まず赤ずきんちゃんの頭巾の色。深い紅色。 赤ずきんちゃん役の女の子はアタクシのイメージとはちょっと違ったけど、でもあの頭巾は可愛い。 抜け殻になった頭巾をアタクシがいただきたいくらい。 ラプンツェル(または鏡の女王)の豪華絢爛な衣装と男を魅了する色っぽさ。 現実世界の廃墟とは真逆の鏡に映った世界の豪華さは、アタクシの大好きなヨーロッパのお城そのもの。 他にもいろいろあったけど、思わずハッと息を飲んだのが石棺に横たわる足にスーッと現れた透明のガラスの靴。 本当に美しくて・・・ こればっかりは実際に映画を観た人じゃないと解らないわよね。 薄暗さとキラキラ感はアタクシの好きなCM「マジョリカマジョルカ」の世界と共通するものがあります。 ここまででストーリ的なことは何も書いてなかったわね。 そんなのはどうでもいいのですよ。ファンタジーですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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