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テーマ:ミステリはお好き?(1483)
カテゴリ:読書備忘録
パク・ヨンハと列車の旅。行き先は分かりませんが、新幹線のような3列シートで隣に座っていました。
華奢なように見える彼ですが、さすが韓流スターなので体つきはがっしりしていました。 アタクシは韓国語はしゃべれない(実は挨拶と「腹ペコで死にそう」と「お腹いっぱい」だけは言える)し、彼もカタコトの日本語しかしゃべれないので、間に通訳の女性が介在するわけです。 せっかくいい雰囲気なのにこの通訳がジャマだわっ(ノ`△´)ノ と、イライラが募る。 甘いのかしょっぱいのか、現実的なのか非現実的なのか・・・ワケの分からない夢を見ました。 ちなみにアタクシはパク・ヨンハのファンではありません。 『容疑者Xの献身』 ミステリー本で3冠に輝いているのですね。 面白いから、と薦められたので借りて読みました。(あくまでもベストセラーは買わない派) 頭脳派の関わる完全犯罪モノって、面白いですね。 案の定アタクシも最後の最後までトリックを見破れませんでしたもの。 しかも男の友情と苦悩が見事に描かれています。 主人公の石神は人並みはずれた才能を持つ数学者・・・なのに高校の教師に甘んじているという立場。 大学時代の友人湯川もいい味を出しています。 石神が靖子に恋心を抱いていると湯川が気づくきっかけなんていうのは、男の人ならではの着眼点なのかもしれないわ・・と思ったり。 それにしても数学というのは実に哲学的な学問なのですね。 先日博士の愛した数式も読んだのですが、数学というのは奥が深いですわ。 博士もそうですけど、「(恋とは無縁そうな)理系の先生の密やかな想い」というのが現代人のハートを魅了しているのでしょうか。 どちらもベストセラーですものね。 『容疑者X』に関して意地の悪い感想を言えば、靖子の顔(=人格)が見えてこないというところでしょうか。 この靖子という女、そんなに簡単に隣の住人を信じていいのかっー! そして何から何までヒトまかせでいいのかーっ! と、思うのであります。 そんな女にホレてしまった石神サン、アンタも世の中の広さを知っておくべきだったよ・・・(・◇・)y-.。〇 でもね。 きっと小奇麗なな顔立ち(靖子は元ホステス)で、ボーッとしていて、守ってあげたくなるような女が世の男性の理想なのでしょうね。 ここから下はネタばれなので、それでもいい!という方はあぶり出しで読んでください。 あぶり出し・・・乾くと消える明礬水(みようばんすい)などで紙に字や絵をかいておき、火にあぶるとそれが現れるようにしたもの。 さっ!画面にそーっと火を近づけてぇ~Ψ(`∀´)Ψ ウソです。 数学者って、紙とペンさえあればいくらでも時間を潰せるのね~ 自分の解いた公式やら証明が世の中に発表できるか否かは別として、解くこと自体が楽しくて仕方がないのなら、ムショ暮らしも苦にならないのかしら? ホリエモンは百科事典を読んでヒマつぶしをしているらしいけど、アレだっていつかは飽きるでしょ。 修行僧のようだわね。 それゆえ哲学的というか・・・(゚◇゚;) アタクシはまるっきり文系人間なので、未開の境地ですわ。 数学・・・数字よりもアルファベットのほうが多くなった時点でアウトでした。(文系人間のアタクシ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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