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テーマ:本のある暮らし(3292)
カテゴリ:読書備忘録
アタクシの師匠(と勝手に思い込んでいる)北尾トロさんの『銀座八丁目探偵社』を読んでいたら、既読の本とリンクした記事を発見。
そう、「本棚探偵」こと喜国雅彦さん(←彼は漫画家)の自作本棚を調査に行くというくだりです。 喜国さんも『本棚探偵の冒険』の中で「雑誌の取材でウチの本棚を見に来た3人組」と記していました。 銀八探偵社を名乗り本にまつわるあれこれを調査していたトロさん一行が、「ものすごい本棚を自分で作った人がいるらしい」と聞きつけてやってきたのが喜国さんのご自宅。 その無駄のない空間使い、そして職人技のような緻密な計算に基づいて設計された理想的な本棚。 トロさんも自分で作ろうか!と思ったらしいのですが、同行の仲間に「あの作業は面倒くさがりで、いいかげんなトロさんには無理」と断言されていました。 ここまで書かれると、どんな本棚なのか見てみたくなるのが人の性。 見つけてしまいました、喜国さんの本棚。 潜入!本棚探偵の凄い本棚 豆本や欠けた函をも自作している器用な喜国さんのなせる業!という気がいたします。 エッセイなどを読んでいると、こういうリンクを見つけて嬉しくなったりします。 前に見つけたのは 室生犀星(多分)にフグ料理をご馳走になった萩原葉子(萩原朔太郎の娘)と森茉莉(森鴎外の娘)のお話。 フグの毒にあたって、死んでしまうかもしれないので怖くて食べられないと怯える森茉莉を、犀星は「じゃあ、私が先に食べるから30分経っても死ななかったらあなたも食べればいい。」と言って安心させたという。 だいぶ前に読んだのでうろ覚えだけど、確かそんなエピソード。 葉子は「茉莉さんが子供のように本気で怯えていた」と書き綴っていて、森茉莉サンの天然っぷりが目に浮かぶようでした。 せっかく先生がご馳走してくれるっていうのに、それはないでしょ~と思うのだけど、さすが永遠少女の森茉莉サンだわ(ノ ̄□ ̄)ノ 永遠乙女の本棚。「古書店 笑琳舎」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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