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テーマ:ハワイ旅行記(915)
カテゴリ:異文化に触れる(・∀・)リゾート編
フジ子・ヘミングの「ラ・カンパネラ」が凄いってよく聞くけど、本当にスゴイ!
フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名曲集 このCDを聴いているのですが、Disc1にも2にも1曲目に入っている「ラ・カンパネラ」 特にDisc2の(ドイツの放送局SWRの音源で1988年にラジオに出演した際の演奏)方は、音のキラキラ感がビシビシ伝わってきます。 同じ人が演奏しているのに、録音の状況(演奏者や楽器やスタジオ)によって違いがでるものなのですねぇ・・・ シロウト考えでは現代の録音技術の方が、昔に比べると格段に進歩しているにもかかわらず、名盤と言われるものはか~な~り~昔(自分が生まれる前とか)だったりして・・・ 当時最高の演奏をしたとしても、録音技術が伴っていなければ全ての音を拾い切ることが出来ないんじゃないか?と何となく腑に落ちない感じが・・・( ̄^ ̄) 「リスト&ショパン名曲集」その他の曲も、聞き覚えのある曲ばかりなので聴いていてとても楽しいです。 「あ~、この曲ってドラマのBGMでよくかかっているよね」みたいな( ̄ー ̄) さて、ハワイまだ2日目(の午後)。 汗だくでホテルへ戻ってきた(理由は前日の日記を参照)アタクシ達は「この汗臭いままツアーのバスに乗り込むのもどうか?」と思い、慌ててシャワーを浴びたり服を着替えたりいたしました。 折角だから溶岩も星空も見ておきたいということでオプショナルツアーに申し込んでおいたのです。 参加者それぞれのホテルまで迎えに来てくれるということになっていて、アタクシ達がロビーに降りて行った時には既に1組のカップルが集合していました。 その後何軒かのホテルで参加者を拾いながら北上し、満員になったバスはヒロという街に向かいました。 ガイドのおじさんはハワイ島に渡って30年と言っていたにしては日本語も英語も微妙で、「そして」が「そすてぇ~」となっていて、説明中何度も「そすてぇ~」を繰り返すのが気になって仕方がない。 アタクシは運転手さんの真後ろの席を頑として陣取っていたので、よく説明が聞こえたけれど、途中から乗り込んできた新婚さんに席を譲った都合で後ろの席に移ってしまったシャチ子は「そすてぇ」しか聞こえなかったと言う。 午前中は憎らしいほどにいい天気だったにも関わらず「今日は雨雲が南の方から来てるから、星は見られないかもしんネェな・・・」と言っている。 ガイドのおじさん、元江戸っ子かもしれない。 ハワイ島はすべて溶岩が固まって出来た島なので、もともと動植物はなかった。人がこの島を発見して移り住むようになってから、いろいろな植物を植えたり、動物を持ち込んだりして生態系ができてきたらしい。 よってハワイ島には人にとっては邪魔者にしかならないヘビがいないため、楽園と呼ばれている。←本当かっ!? 4000m級の山を挟んで東側(ヒロの町側)は毎日のように雨が降り、西側(リゾート開発されているホテル側)には滅多に降らない。 地層が全て硬い溶岩で覆われているために地下水をくみ上げることができないので、リゾート開発されている西側には山の上の方に降る雨水などを貯めた水をパイプラインを通して引いていると言う。 不毛の黒い大地に土を運び込んで、草花を植え、延々水を引いて来てまでそこをリゾート化する必要があるのか・・・と(自分のことは棚に上げて)思うし、開発地区に広がる大きなセカンドハウスや豪華ホテル、デカいアメ車をガツガツ乗り回すアメリカ人を見て、「これが開拓者の血がなせる業」なんだなぁ・・・とただただ文化の違いを考えさせらてしまったわ。 一方、昔はサトウキビの生産などで賑わっていたヒロの町には日系人が多く住み、今はだいぶ廃れてしまった感がある。(しかしヒロのカメハメハ大王の銅像だけは金ピカ) 日本人であるアタクシとしては、生活の場としては先ず「水のあるところ」を選ぶよね・・・と思うのです。 日系人でも現地人でもなくアメリカ本土から来る人たちはバカンスが目的なので「極端に雨が降ることを嫌う」から、わざわざ雨も降らず水もない西側を開発しているということなのですが、そんな彼らの暮らしぶりを目の当たりにすると、狭い日本で「エコカー」を開発したり、「クールビズ」をやってみたり、冷暖房の設定温度を1度上げ下げするという涙ぐましい努力(?)をしている日本人とは到底地球環境のことなど分かち合えないんじゃないか!?と思ってしまう。 ハワイ島で一番高い山、マウナケア山頂はほとんど雲がかかることがなく天体観測に適している為、13の天文台があります。 その天体観測と観光(あとコーヒーか?)がハワイ島の主な産業となっており、特に天体観測を阻害しないようにハワイ島には街灯がほとんどなくその色も黄色と定められているそうだ。だから夜の運転は非常に危険なのよ! 第一次産業であるサトウキビは砂糖の使用量の減少と東南アジアの労働力の安さからハワイ島からは姿を消し、今は野生化したサトウキビとユーカリの木が植えられています。 ユーカリの木はコアラに食べさせるためではなく、紙の原料として栽培されていますが、キレイな空気(そすて星空)を守るために製紙工場は島内にはありません。←どこかの総理大臣も「美しい星云々・・・」って言ってたわね(苦笑) ・・・ハワイの人って観光以外ではどうやって生活してんのかしら? 雲行きが怪しくなってきたハワイの道をひた走るバスの中で、そんなことを考えておりました。 そすて(笑)、ヒロの町から30分ほどするとキラウエアの噴火口に着きました。 ふもととは違って、少し肌寒い火口付近。 ここで大きな虹をいくつも見ました♪(虹の写真を沢山撮ったはずなのに、すべて未現像のフィルムカメラの方に収められているようだわ・・・。) 火口と虹を眺めながら(お昼ご飯を食べ損ねたので)日本から持参した「たまごボーロ」を食べる日本人2人(笑) たまごボーロ、スーパーで見かけて急に食べたくなったけれど、実際食べてみるとそれほど美味いものでもなく・・・持て余し気味だったのよね。でも、「空腹は最高のスパイス」というだけあって、ここで食べたボーロはおいしく感じられたのです。 ハワイ島東側の海岸沿いに流れ出た溶岩の上(←熱くはない)を歩くことができます。 隊列から外れて、コッソリずきんの写真を撮っていたらガイドさんに見つかり、 「その人形は何か深い意味があるのですか?」と聞かれ、「いや、意味などありません。ただの旅のお供です。」と適当に受け流していたら、なおもしつこく、 「深読みかもしれないんだけど・・・亡くなった赤ちゃんが可愛がっていて、その形見の・・・とか?」と小声で食い下がってくるので、 「あのぉ~、アタシには過去も現在も子供はいませんって!本当にただの人形なんですって。たまたまこいつをハワイに連れてきましたけど、家には同じようなのが10体以上あるんです!特別な意味などどこにもありませんから。」と、そそくさとずきんをひっこめましたよ(汗) だんだん日が落ちるとともに雨脚が強まり、溶岩トンネルの見学の頃には本降りに。ドロドロの溶岩によってできた洞窟のようなところを歩くので、雨に濡れることはありませんでしたが、ますます星空を見るのは絶望的になってきましたわ。 このツアーは午後から夜10時過ぎに渡るため、夕食のお弁当が付いていた(゚◇゚;) ご飯の上にカツ、魚フライ、鶏肉がドンドンドンと乗った豪快なお弁当が出てきました(笑) サンドイッチに食傷気味だったので、ご飯を食べられるのは喜ばしいことなのですが、おかずがねぇ・・・ 暗闇の砂浜に建つ屋根だけ小屋で、ツアー全員がもそもそと食べていました。 「星はやっぱりダメだねぇ~こりゃ。こればっかりは天気の問題だからどうしようもないからな。」という、ガイドおじさんの一言でまた長時間かけて(今度はハワイ島の南側を周り)ホテルへ送り届けることに。 さすがに疲れていたので、アタクシはバスの窓ガラスにガツンガツン頭をぶつけながら眠りこけていました すると、いつの間にかアタクシの真後ろに座っていたシャチ子が肩をたたき、 「窓の外見て!少しだけど雲の間から星が見えるよ。」と言うので、窓にくっついて首が折れそうになりながら上の方を見上げると、わずかながら南の星が見えました。星座までは分かりませんでしたが。 「星が見えたら車を止めて観察しましょう」と言っていたガイドおじさんは助手席で気持ち良さそうに寝ていたわね。 一方、今日が初運転と思しき巨体の運転手さんは、一心不乱に夜道を運転していました。 道が慣れていないだけで運転自体は至って安全だったので、安心して寝ていられました。でもね、肝心の道案内役(=ガイドのおじさん)の英語力が不確かな為、何度もUターンを繰り返していたわ( ゜Д゜) 英語が苦手なアタクシですら、後ろから見ていて口出ししてやろうかと思ったほど。 位置関係の都合、アタクシの泊まっているホテルに一番先に着きまして、ツアーの皆様に手を振ってお別れいたしました。 ハワイ島西側に点在するホテルにツアー客全員を送り届けた後、ガイドおじさんと運転手さんはまた2時間ほどかけて自宅のあるヒロの街に帰っていくんだとか・・・ひぇ~お疲れ様です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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