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カテゴリ:読書備忘録
漫画『君に届け』に引き続き、藤紫さまからのコメントでご紹介いただいたキュン死に小説『年下の男の子』を読んでみました。
これだけ連続してキュン死に作品を読むと、心臓がバクバクして、そろそろ発作を起こすかもしれません(笑) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 銘和乳業勤務のわたし(川村晶子)は37歳にしてマンションを購入。契約翌日、新製品の健康ドリンク「モナ」の宣伝用フリーペーパーをめぐってとんでもないトラブルが発生。肝心の価格欄が空白のまま刷り上ってしまったのだ。配布を翌日に控え、徹夜で空白部分にシール貼りをするしかない。担当者のわたしは、ピーアール会社の23歳の社員・児島くんと夜を徹してのシール貼り作業を敢行。なぜか二人は話が合ったのだが…。あなたの恋愛感度がUPするハートウォーミングストーリー。 こっ恥ずかしいタイトル(爆)通り、おひとりさま街道ばく進中の主人公晶子が14歳年下の男の子「児島くん」に好意を持たれて、その年齢差に葛藤するというストーリーです。 先日の風早くん(@『君に届け』)と遜色ないくらいの王子様キャラ出たっ! 児島くん・・・背が高くてルックスが良い、某一流大学の山岳部出身(=体力&人脈アリ)。一途で情熱的。仕事もそこそこ出来て、美味しいお店情報が豊富。 しかも姉妹に囲まれているので、女性の扱いに慣れている。 欠点と言えば、とてつもなく年下ってことと、正社員ではなくて派遣社員というところくらいでしょうか。 晶子も感じたように30代と20代のジェネレーションギャップを感じるエピソードは「若い子はメールのレスが異様に早い。」ところだとつくづく思います。 晶子曰く「携帯電話を片時も離さず常に首から下げているんだろうか?」というくらい返事が早い。 アタクシ(及び周辺)は、メールの返信など3,4時間後なんてザラですからね~ 緊急性を感じないメールなどは平気で1,2日経ってから返信するし、20分以内に返ってきたりすると「(出した相手は)相当ヒマなんだろうか?」と逆に心配になります。←きっと10代20代の人にしてみれば、有り得ない遅さなんだろうね。 あと、妙にツボるのが若者独特の話し言葉です。 「また誘ってもいいすか?」 年上に対する丁寧語?と親密さが入り混じったような・・・ 「なんて言ったらいいんすかね?」みたいな(笑) 『君に届け』の爽子(主人公)が無口で言葉足らずな女子高生なのに対して、『年下の・・・』晶子は年食っている分、言い訳がましいというか体裁を気にしすぎなところが可愛げのないところであります。 自分と同年代である晶子の気持ちや動揺が分かってしまうだけに、そんな可愛げのない言動もよけい目につくというか。 2作品に共通する「可愛い男子の胸キュン要素」を解析すると←別にどうでもいいのだが ・モテる男の子が自分のことだけを想ってくれるという特別感。 ・そして押しの強さ(草食系とか言っている場合ではない) ・ライバルに対して、やきもちを焼いたりする可愛らしさ。 ・犬のような忠実さひたむきさ。(まさに忠犬ハチ公のようにいろんな場面で待っていたりする) ・時に男らしく力強いハグ。(ハゲじゃなくて、HUG。抱擁。) この辺の要素が不可欠と思われます。 この小説、三十路女のファンタジーとして読むと面白いけれど、逆に「手ごわいネエさんを落とすためのハウツー本」として読んでもアリではないでしょうか(笑) 実際問題14歳も年下というのは想像もつきませんが、三浦春馬くん(映画『君に届け』の風早役。現在20歳?)はアタクシ的にアリです(爆)←世間的にはあり得ない。っていうか図々しい。 晶子の友達の助言じゃないけど、「一回食うだけならオイシイ。」ってとこですかね。 『年下の男の子』は主人公晶子の独白形式になっています。それにしても、三十路女の気持ちや女同士の生々しい会話とかよく分かっておるわ(-公- ;) 作者、男性なのに。 五十嵐さんの作品を読むのは初めてかと思ったら、前にドラマ化された『パパとムスメの7日間』も同じ作者だったのね。 高校生のムスメと父親の心と体が入れ替わっちゃう話。 ドラマで舘ひろしと新垣結衣ちゃんが親子役をやってました。原作よりもドラマの方が面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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