『世界で一番乙女な生きもの』 光浦靖子
アタクシは、光浦さんのことを可愛いと思うので、何ゆえあれほどモテないキャラなのかが不思議で仕方ありません。テレビ出演しているときの洋服とか、何気にオシャレというか「森」っぽいですし。(森ガールが一般化する前から、森っぽいコーデだったと思う)そこはかとなく生まれ育ちのよさ?品のようなものを感じます。芸人としての「オアシズ」も好きです。大久保さんもいい味出してます。一緒に酒飲んだら盛り上がりそう完全に題名&ジャケ買いでしたが、いろいろな芸能人の素の様子なども垣間見れて、面白かったです。そして寂しい(?)アラフォー独身女「やっちゃん」の切ないつぶやきに共感できました。光浦さんの乙女性とアタクシの考える乙女性が近かったとでも言うか。何年か前にアタマの手術をして、実家に帰ったけれど、家族が誰も病人扱いというか大事にしてくれなくて、即行東京に戻りたくなっただとか、異様なまでに有野(よゐこ)の娘を可愛がる様(入園式や運動会に出席したり、親子でもないのにおそろいの服を買ってみたり)←有野夫妻の懐の広さを感じる素でイジられキャラの相方大久保さんに嫉妬する・・・などなど、毒&悲哀に満ちたエピソード満載です。アタクシが立ち読みをしていて、一番気になった&共感したエピソードが、「SATC(セックス・アンド・ザ・シティ)にハマる」みたいな内容。(アタクシも実際ハマった一人だし)この歳になると日本のドラマの登場人物が自分より年下ばかりで、イマイチ入り込めない。同年代の人が出ていると思うと、ほぼ子持ち主婦役で、ちっとも共感できない。そんな理由で「最近のドラマはちっとも面白くないな~」と辟易していたところに出てきたのが、1.自分よりも年上の人の話なのに2.結婚しているわけでもなく3.現役で恋だとセックスだのと、騒いだり悩んだりしている☆この際、住む世界がかけ離れている(SATCは皆がやたら金持ち)というのは目をつぶる。で、光浦さんも「この歳になっても肌を露出した服を着てもいいんだ」とか「観た後にやたら散財したくなる」などと自己暗示にかかって、エステなどに行ったりしてました。可愛らしいではないの。確かに最近、自分と同年代の女優さんの役柄って、子持ち主婦かバリバリのキャリアウーマンだったりするよね(´-ω-`)でも実際のところ、フツーにお勤めしている未婚の三十路OLの人口比率の方が高いような気がするのですが・・・ドラマの視聴率が下がっているのは、その辺の需要と供給みたいなバランスがうまくいっていないことに原因があると思う。そもそも忙しすぎるキャリアウーマンはドラマ見ているヒマなんてないだろうし。ソコソコ働いて、家にこもって自堕落な生活を送っている(アタクシのような)ヤツはドラマにしても面白くも何ともない。という事実もごもっともですΣ( ̄▽ ̄;)キムタクのドラマ、(松田翔太見たさに)先週見ましたが、SATCよりも遠い星の話のように思えたのはアタクシだけでしょうか?ニッポンにはあんな生活をしている人がいるのですかね?何であんなにカッコつけてるんですか?キムタクってば(爆)それにしても中国の女優さんがあまりに美しいのにビックリしました。あの方、キムタクよりも身長高くないですか?スタイル良すぎっあんな美人はいくらなんでも上海のスラム(?)には埋もれていませんって。(あれほどの美人なら、キムタクに発掘されなくてもモデルや、高級クラブの小姐くらいにはなっているはず)でも、松田翔太が中国人(二世か何か?)という設定は、妙に納得できました。髪型や格好が香港人っぽい(笑)←あくまでも香港であって大陸系ではない。話がそれましたが、光浦さんのエッセイストとしての腕前はかなり良いのではないかと思いました。他の作品も読みたくなります。アタクシ的にはポストもたいまさこになれるのは光浦さんしか考えられないのよねぇ~(独特な雰囲気、毒、乙女っぽさ、そしてメガネ)光浦さん、お笑いだけでドラマに出たりはしないのかなぁ?