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最近、自分の音楽傾向が、現在を中心にして未来と過去へどんどん伸びて行ってしまっていることに気付きます。
相変わらず、新しい音が好きであるのは変わらないのだが、最近、過去に聴いたものの「聴き直し」のようなことにも触手が伸びてしまうのです。 これって、年を取ったと言う事でしょうか。 ノスタルジーに浸っているといえば、そうなのかもしれませんね。 高校時代、ポール・マッカートニー&ウィングスの「USAライヴ」が3枚組みで発売され、高校1年のボクは友達に誘われて、ウィングス・コピーバンドにギターで参加した。 それがきっかけで当時のポールの作品を友達にコピーしてもらい、いくつか聴いた。 でも、そのうち耳ざわりの良い曲ばかりを「マイベスト」と称して作ってしまったので、今では、どの曲がどのアルバムに入っていたかも分からなくなってしまっていた。 そこで、先日ポールの初期の作品2枚「マッカートニー」と「ラム」を“ノスタルジー買い”していまいました。 この2枚を聴いてみてあらためて思ったのは、「サージェント・ペパーズ」から「アビー・ロード」の一連のアルバムから始まる、ビートルズの「作品」嗜好は、正にポールのアイデアだったのではないかと言うことである。 これ以前のアルバムは曲の羅列であり、トータルとしての音のストーリー性というものは視野になく、言うなればシングル曲の集合盤的ものだった。 そこに、ストーリーを持ち込み、最初から最後まで知らず知らずのうち1枚のアルバムを聴かせてしまうやり方は、ポールがやりたかったことだったんだ、とこの初期の2枚を聴くと伝わってきます。 個人的にはジョンの曲の方が好きなボクも、この2枚を聴いて「曲」というよりは、トータルで楽しませてくれるポールも、やはりさすが!と再発見させられました。 これからまた過去の泥沼に引きずり込まれそうで、自分自身が心配です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.02 22:15:44
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