Ｂｅｎ’ｓ　Ａｔｔｉｃ　

いわゆる、DJという人です。
中古レコード屋さんから膨大な数のレコードを買い集め、その中に潜む音の粒を丹念に拾い集めて、曲に構成していく。
この手の音楽に対しては、盗作であるとか、クリエイティヴじゃないとか批判は様々だが、ボクに言わせれば、この作業は、十分クリエイティヴだし、十分、音楽的だ。
想像してみてください、無数のガラクタの中から自分のテイストに合った音を選び出し、それを意味ある曲に組み上げるんですよ。
このスペンサー・ドランはこの手の「作曲家」としては、ピカイチである。
これまで聴いたDJサウンドの中では郡を抜く腕前だとボクは思う。

曲調は、レモンジェリーなんかに少し似て、全般的に明るく聴きやすい。
曲の展開がめまぐるしいところが実におもしろい。