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スコット・ヘレンの名前で買ってしまった。
プレフューズ73の~と聞いて試しに聴いてみた。 なんとも不思議な雰囲気。 スペイン語かな?ポルトガル語かな?全編に流れるヴォーカルは気だるい異国調。 ブラジルのサウンドは聴きなれているのだが、どうもそれとは違った、背景になにやら冷たい物が横たわっているようで・・・。 ライナーによると、カタルーニャ出身の父親とキューバ出身の母親のもとで生まれ、養子でアメリカ人家庭で育ったという経歴からも想像できるように、無邪気で陽気なラテンと言うよりは、抑圧への抵抗の中でのラテン気質が音に表れているように思える。 そして、アメリカ人としての負い目(これは言い過ぎか?)のようなものがこんな屈折したサウンドとして表れているのだろうか。 リラックスして聴けるような、そしてどこかで一呼吸入れてくれそうな、そんな期待を見事に打ち砕く妖艶かつ陰鬱な雰囲気に終始圧倒され続ける60分。 やはり、スコット・ヘレンはただものではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.07.18 21:14:14
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