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2008.04.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
時差ボケが今だ解消されないボ~っとした頭でちょっと考えてみた。

アメリカって国は良くも悪くも人類の壮大な実験室じゃないか?と。

移民の国として積極的に多民族を受け入れて、国家という枠組みの中でグチャグチャに民族のミックス・ジュースを作っている。
アフリカ系のお父さんと白人のお母さん、その傍らにいる子供は黒い肌に金髪の巻き毛。
日本民族として日本という国に生まれ育った我が家の子供たちにとって、アメリカ人というのがどう映ったのだろう。
いろんな民族がいるから「国家」という枠組みが大切であり、「星条旗よ永遠なれ」をみんなで声合わせて歌うことが大切なんだろうな。

サブプライム問題の発信地としてアメリカという国を見てやろうと思って歩いてみたが、具体的に自分の目に入るものはなかった。
でも、どこに行っても、依然として住宅建設ラッシュが続いているようだった。ロスの郊外然り、カンサスのローレンスという田舎町然りで、アメリカはまだ好景気の余韻から抜け切れていないようだった。

抜け切れていないと言えば、彼らはいまだに大量生産、大量消費の習慣から抜けきれずにいるようだ。
ゴアの「不都合な真実」は今のアメリカ人にとっては本当に「不都合」極まりなく、見ないで通り過ぎたいほどのものではないだろうか。
例えるならば、ハイウェイを走る巨大なトレーラー・トラックのように、図体が大きいだけにブレーキをかけてもすぐには止まれない。
滞在中、結局、分別ゴミ箱には一度もお目にかかることがなかった。

アメリカという国は人の欲望と規制の実験室。振り子のように危うく揺れる中に、自由と混沌の元、その日暮らしを享受する、どうしようもない存在に思えてならなかった。

でも、なぜかそのがむしゃらなエネルギーに魅かれてしまうことも確かで、この大いなる実験室が、地球が手遅れにならないうちに答えを出してくれれば、と思うに至った。





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Last updated  2008.04.05 17:18:35
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