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はぁ……はぁ……ぐっ
(前回のあらすじ)シュバルツは今、24時間鬼ごっこゲームに強制参加させられ身も心も限界寸前だったのであった! な、何のこれしき……後1時間だ。これだけ凌ぐ事ができれば我の勝ちだ…… (ナレ)狂人、デスマスクの襲撃! (ナレ)身包みはがす怪盗勢による食料強奪! (ナレ)そして、睡眠妨害をなすカイトの演歌! これらが主なストレス、疲労になりシュバルツは疲れ果てていた。 (ナレ)その状況、睡眠時間30分、食べれたのはコンビニで恵んでもらったバナナ1本。撃破鬼数、街のチンピラ7人。極限状態でここまで来れたのはある意味奇跡だろう (シュタ)今のお前をRPGゲームで例えるなら―――― ! そう、例えるのなら……HP赤マーク。MPガス欠。アイテム無しの状況 さて、生き残るために君はどうすればいいだろう どう、すれば……? もっと極端な問題を出そう。ドアノブが無いドアを開けるたい。はて、お前ならどうする? その場合は――――叩き潰すのみ! うん、中々俺好みのいい答えだ。だが、 (キュイン)ゲームオーバーだ。 きゅいん、という音が耳に響く。 その音は本当にたった一瞬で、普通なら認識できないくらいだろう。 だが、今はただその音がハッキリと、手に取るように分かる。 自分の耳がズバ抜けて良くなったのかって言われると、多分ソレは違う。 (これ、は――――) (シュバルツ)(何だ?) 自分では疑問にしか思えない。 目の前にいた男の目玉が輝いて、今にも自分のHPゲージを0にしようというこの状況。 何とかしなきゃと考えるが、そこで疑問に思うのだ。 『何でこんなに考えているのに、スローに見えるのだろう?』 <数日後> で、結局何か得れそうだったにも関わらず考えがまとまらなくてそのままボコボコにされた、と? 何というかその……面目ない ふむ……恐らくソレは極限状態という奴かな。スパルタだが、一瞬だけとはいえその土壇場の場面を作り出すとは 結局のところ、我はあそこで得た物はあったのでしょうか? まあ、基礎レベルまで見てるとやや動きが機敏になって、後よく食べるようになったとしかいいようがないな むぐ!? まあ、しかしだ。その一瞬君の瞬発力は極端に跳ね上がった。今はそれが出来なくとも、その時『ソレができた』っていうのは大きい。ソレを消化していく事ができれば君はきっと強くなれるだろう ……おお! で、君はこれからどうするんだ? 今日はゆっくり休んで、帰りたいと思います。何時までもここにいるわけにも行きませんし。そもそも報告のつもりでしたから そうか。団長には私から言っておこう。気をつけて帰るといい はい、それから―――― ん? あ……いえ。キッカケを与えてくれて、ありがとうございました。 (ナレ)一度拳を交え、シュバルツはこの青年の中に『何か』がいるのだろうというのを察知していた。そしてそれが強大な彼の力にもっとも近しいのではないかという『予測』もできた。 (ナレ)だが、それに打ち勝つのが彼が選んだ道なのをシュバルツは知っていた。その為に勝ちたい者がいるのだということも知っていた。ソレゆえに、彼女は彼の内側にいる『阿修羅』については触れなかった。 ゼッペル殿、貴方も頑張ってください ん、ありがとう! シュバルツ編、完――――! あ、いたい空き缶投げないで! いや本当にごめんなさいマジで更新停滞しててしかもすんごい打ち切りみたいな終わり方で! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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