キヤノンは2009年9月1日、ハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラの新製品「EOS 7D」を発売すると発表した。約1800万画素(APS-Cサイズ)の高画質で1秒間に約8コマの高速連写ができるのが特徴で10月2日に発売する予定。実売予想価格はボディー単体が19万円前後、レンズとセットになった「EOS 7D EF-S15-85 IS U レンズキット」が27万円前後、「EOS 7D EF-S18-200 IS レンズキット」が26万円前後の見込み。
熱心な写真愛好家向けに開発した。スポーツや乗り物など動きのある被写体から風景撮影まで幅広い用途で使うことを想定している。高速連写に加え、94枚の連続撮影も可能。ISO12800での拡張設定も用意するなど、暗い場所での撮影も楽しめる。フルHDでの動画撮影にも対応している。
キヤノンによれば昨年、全世界のデジタル一眼レフカメラ出荷台数は対前年比24%増の約930万台だった。世界的な景気停滞で市場の縮小が懸念されるなか、09年も4%の拡大が見込まれている。
同社はこれまでミドルハイクラスと呼ぶ写真愛好家向けのデジタル一眼レフカメラとして「EOS 5D Mark II」や「EOS 50D」などを投入してきた。新製品の投入で、こうした愛好家向けのラインアップを強化する。
★キヤノン EOS 7D ボディ 《10月上旬登場》
★キヤノン EOS 7D EF18-200 ISキット 《10月上旬登場》