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003 (寝れないなあ、羊でも数えるか。んん、羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が四匹、五匹、六匹、七匹、八、九、じゅう…… 羊が千六百匹、羊が千六百一…はっ! 周りが全部羊! しまった! 四面楚羊! まずい、このままでは! やめろ! 来るな! 羊が千六百二匹! つぶらな瞳! つぶらな羊! やめろ! おい! 羊! 羊が! 水牛! 水牛が一匹、水牛が二匹、水牛が三匹! はははは! 羊がどんどん駆逐されてゆく、ざまあみろ! 羊め! あっ! 俺を持ち上げて羊、どうする気だ! 糞っ! 水牛が四匹水牛が五匹、六匹、七匹、八匹、食い荒らせ! 水牛! 水牛が九匹! ははは! 膠着状態だ…羊め案外とやりおる。あちらは羊二万、こっちは水牛三万五千。まずぶつかって負けることは無いがこちらも無傷ですむまい。そうなると漁夫の利を得るのは一万五千ながら天然の要塞に陣を構える二宮(嵐)か…否! 天下の派遣を握るのは俺だ! 行け! 水牛三万の軍勢よ! 二宮一万五千を蹴散らせ! 残った水牛五千は警戒を怠るな! あくまであちらには、まだこちらが動いてないように見せるのだ! ふははははは! どうした! まだ攻め落とせないのか、二宮、二宮が五万人? どういうことだ! 羊、羊め! 二宮と組みおった! なんと罠にハマったのはこちらであったか! 戻れ! 水牛戻れ! 水牛が一匹戻れ! 水牛が二匹戻れ! 水牛が三匹戻れ! 数では勝てない! 持ちこたえろ! こうなれば根比べ向こうの兵糧が尽きるまで籠城じゃ! 要塞を造れ! ビルディングが一棟、ビルディングが二棟、ビルディングが三棟…。 ここならば奴らの手も届かない! メガロポリスが二千三都市! 俺こそが覇者だ! 俺こそが! 俺こそが! 酒と肉を持ってこい、祝杯だ! 臭い! なんだこの肉は! ラム肉だと!? 羊はもうこりごりだ! こんなもの喰えるか! あの血なまぐさい戦争を繰り返さないためにもこんなものはもう、もう… 「もう食べられないよう……」 「ふふ、うちの子ったらどんな夢を見てるのかしら」 「それだったらお前、この夢覗き見マシンで 「あなた」 014 心霊現象、はじめました。 以前からキーボードに得体のしれない長い髪が一本落ちていたり、夜中に床がきしんだり、携帯に着信が無かったり、メールも来なかったり、送ったのに返ってこなかったりしていたのでおかしいなと薄々感じていましたが、その予感がつい先日まろやかなコクと芳醇な香りがお口いっぱいに広がるほど濃く。この部屋明らかに僕以外の誰かが住んでます。知らずに暮らしていた方が一体どれだけ幸せだったでしょう。誰か僕のこの確信を疑問に退化させてはくれまいか、という絶望的な願いを込め問いかけます。昨日の午前三時にドアを蹴ったのは誰ですか。ラジオをいきなり点けたのは誰ですか。携帯の電源を切ったのは誰、僕ですか? 三村と申しますけどあなたは、あ、平の。はいはい。見たことありますあります。じゃモリモリって呼んでもいい? あ、駄目ですか。呪殺。はいはい。末代まで。なるほど。 019 また何だかずいぶんと更新が滞ってしまった。ここ最近慌しくて息つく暇もなく過ぎ去ってしまった気がする。まるで最後に更新をしたのが昨日のことのようだ。だからまだ毎日更新なーのだー! おならブルン! ブルン! ブルルルルルルルル! ワオー! ワーァオー! ワー! ワー、オ、お、え、いや、おなら、って、はい。面白いと、思いまし、はい、はい、すいません。はい、すいませんでした、またよろしくおね、あ、はい、もう二度と、はい。ありがとう、あ、はい、消えます。はい。 027 シャンプー中、三本目の腕に不思議がりながらも便利だからという理由でスルーしていた僕のバスタイムを引き裂く呼びベルの音。最も身動きが取れない状況を見計らい、尚且つその無様を嘲るように呼び鈴をならすその業。 どう考えてもくノ一。 向こうはプロ、このままでは奴ら、排水溝からバスルームに侵入しリンスとシャンプーの中身を入れ替えたり歯磨き粉を水で薄めたりドアに臼を挟んだりと僕がシャンプーによって動けないことを良いことに好き放題することでしょう。急ぎシャンプーを流しバスタオルで肢体を包み、呼び鈴に応えます。覗くと、ドアの向こうには年端も行かない青年が小包を持って立っています。どうもお館さまからのものらしいのですが、騙されるもんか。丁寧に男装までして、知っているんだ! 女の子はおっぱいをずらせるんだろ!? 大方背中におっぱいがいっぱいなんだろう。しかしそこは敢えて敵の策に乗りドアを開けます。 途端に半笑うくノ一。ちくしょう! どうしてくノ一が一発変換できないんだ! 僕は憤りながらも奴らの術中にうまく乗せられているフリをします。まず紙を渡されそこにサイン。まんまと僕の本名を聞きだせたと思っているだろうけども、馬鹿め! こんなところに書く名前なんてもちろんスとヌの区別が曖昧な偽名だ! くノ一め! ガーターベルトに挟んだクナイとかもお見通しだし、お色気忍術とかで僕を翻弄し意識を失わせ気づいたら請求が八千万しかも実家になんてこともあるんだろうけども、それも所詮おっぱい間で暖めた痺れ薬入り牛丼を食べさせる類のものだってことも知ってるんだ! 想像済みなんだよ! ほら見ろ、大きな声出すから息子が起きちゃったじゃないか! こうなったら貴様の忍術を男の武器で一刀両断にしてくれるわ! 俄然強気になった僕と僕の僕は前傾姿勢で上手く相手を威嚇しながら荷物を受け取ります。これさえ受け取れば買ったも同然、片手でバスタオルを押さえながら荷物を受け取った刹那、余りの重さに思わずバスタオルを押さえていた手を離します、しかしそれでも荷物は重力にLovin' You 僕はとっさに片足を上げ荷物を支えようとしましたがその瞬間、はだけたバスタオルから息子がMy name is GOD! 体感にして六年ほど経った頃でしょうか、ハッと我に返ったくノ一はそそくさと退散。そうまさに男の武器がくノ一を破った瞬間でした。やはり男の武器は強かった、なんてフォローじゃ埋めらんないくらい死にたい クリトレシート 三村 さん の作品 勝手に今日輝いていた日記大賞では面白い日記を探しています! 読者の選ぶ月間ベスト日記に輝いた場合は作者様に賞金25,000円、 日記を教えてくださった方に賞金5000円がでます。 応募、たまにしかこないので、なにとぞ宜しくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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