【雨上がりの滴】(写真:海鳥)
【雨上がりの滴】(写真:海鳥)昨日の雨は路面に水溜りを残している.水溜りを覗き込むと,そこには,底知れぬ深い青と白い雲がポッカリと浮かんで流れて行く.路肩には,竹林が緑豊か(みどりゆたか)に潤(うるお)い艶(つや)やかに,水化粧で,おめかしをしている.車の突風(とっぷう)が,そんな緑を愛撫(あいぶ)して遠のいて消えて行く.空気は温和(おんわ)に,静かに流れ.カラスが歌うレトロな声が林の中に木霊する.その響きの中で,子供達の楽しそうな声が,何所からともなく雑じっては,遠く微かに聞えてくる.その声にスズメ達のハシャギ声も,おぶさるように聞えてくる.空は青く,雲は白く流れる.狭き道路を前後に擦違(すれちが)い進む車の列(れつ),ただひたすら,前のみを見詰めて走っている.前方の車か,アスファルトにでも,引き付けられるかのように・・・一点の磁場に引き付けられるかのように・・・エーメン2003年1月28日(火) 『狭い門から入りなさい. 滅びに通じる門は広く, その道も広々として,そこから入る者が多い. しかし,命に通じる門はなんと狭く,その道も細い ことか. それを見いだす者は少ない.』 (マタイによる福音書 7章13~14節) エーメン