テーマ:ひとりごと(15351)
カテゴリ:ひとりごと
先日、母が祖母(母にはの母)の法事へ行き、
形見分け?に1冊のアルバムを貰ってきました。 古いアルバムです。その中身に感慨深いものがありました。 十数年前に亡くなった、祖父の若い頃…戦争に行っていた頃の写真です。 テレビや新聞の終戦特集などで見かけるだけだと思っていた写真を 身近な身内が持っていた事に少なからず衝撃を受けました。 ※昔の物とはいえ、個人の問題もあるので、顔はぼかさせてもらいました。 祖父は戦争当時、一時中国にいたと聞いています。 なので、おそらくその頃の写真だろうということです。 演習風景らしき写真もありました。 本人からは当時の話を聞いた事はなく、又、 話したがらなかったと、母から聞いています。 なので、祖母も無くなった今、これらの写真の説明は誰もできません。 私たちは想像することしかできません。 母もこのアルバムは初めて見たと言っていました。 他の親戚達も同様だと。 実は、このアルバムは、先だって祖母の四十九日の法要に行った時、 叔父たちが家の整理をして出てきたからと見せてもらった、 たくさんの古いアルバムの中の1冊でした。 これを見せてもらった私は、母にもし、誰も希望者がいないなら 貰ってきて欲しいと頼んだのです。 これを処分なんかしちゃいけないと、その時思ったのでした。 戦争のことを語りたがらなかった祖父。 けれど、写真を処分する事なく、ひっそりとしまっておいた祖父。 そして、それが祖父母とも亡くなった今、出てきた意味とは…? 終戦記念日の特集番組等で、当時の写真を他人事のように見ていたけれど その当時の人はこうして、間近にいたのだと改めて感じました。 65年前の悲惨な出来事は、まだ遠い事ではないのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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