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カテゴリ:子供
シーボルトから笑顔が消えた・・・・・
ひょうきんであんなによく笑う子だったのに・・・・。
学校は二年生になってからもずーーーーーーーーーーっと 送り迎え それでもまぁ学校へ行くだけえらいと思うようにしていた。
仕事のため児童クラブにも入れた。 でもいつからかお迎えに行っても全然動かなくなって帰ろうとしない (=抱っこやおんぶなら何とか動く)ようになった。 「児童クラブやめたい?」と聞いても「ううん」と言う。
それならどうしてそんなふうになっちゃうんだろうって・・・ ずっと疑問だった。
今日もそうだった。 お迎えに行き、顔を見た時点でまた何かあったんだなとわかった。 目に涙を浮かべて・・・ とても情緒不安定だった。
帰りの車の中でシーボルトが言った。 目に涙をいっぱいためながら 「いじめられている」と。
「いつから?」と聞くと、もうずっと前からだという。 多くの男子から頭を叩かれたり、 床に倒されてお腹の上や背中の上に乗られたり・・・
「誰がやるの?」と聞いても 「多過ぎてわからない」と言う。
早急に担任の先生のところへ飛んで行った。
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いじめられてると訴えると 半分笑って「う~ん、それどころかみんなよく面倒をみてくれてますよ」 いじめに関しては、シーボルトからちょっかいかけたりして やり返されたりすることもあるからお互い様だと。
っていうか、アスペってコミュニケーション下手なのが特徴でしょ? ちょっかいかけるのはシーボルトなりの精一杯の コミュニケーションなのかもしれない。
実際、前回クリニックの先生にはそう言われた。 「学校では精一杯背伸びして(ふざけたり気をひこうとしたり) 頑張ってるんですよ!だから家に帰ると疲れが出てしまって イライラしたりするんです。 そこらへんを担任の先生にもう少し理解して頂けるといいですね。 先生はアスペと知ってるんですよね???」と。
今日も放課に同じクラスの男子とやりあった(やられた?)みたいで プールの時間に遅れてしまったらしい。 そしたら担任の先生は「約束」だからとプールに入らせてくれなかった。 遅れた理由も聞かれなかったし、言わなかったと。
担任に言った。 「前回クリニックで言われたのは、 ◎パニックになって何かいけないことをしてもリアルタイムで怒らない。 落ち着いてから諭して叱る。 ◎知能は二年生並の能力がありますが、社会性などは『年中さん』だと 思ってください。 ◎何かにこだわりだして夢中になってしまったり イライラしてパニックを起こしていたりする時は 放っておくのではなく見守っていてあげてください。」 などと言われましたと。
一時間ぐらい外で担任と立ち話をしましたが、 結局のところ「難しいですね」と先生もなかなか理解しきれていない。 でもまぁ仕方がないのかも 親の私ですら完全には理解しきれていないのだから・・・・。
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話をしている間、シーボルトは車で待たせていたのだが 帰り際、先生がのぞくとちょっと恥ずかしそうににやにやしていた。
が、帰りの車の中ではまた目に涙をいっぱいためて 「もう疲れたから何もできない。歩けない・・・・」
先生に見せる顔と全然違っていた。
無理してるんだな。つらいんだな。そう思った。
家に着いたら抱っこで降ろし、ご飯も一口一口食べさせてあげた。 目が真っ赤になってとろ~んとしていて 憔悴しかかってるのが本当にかわいそうだった。
何とかお風呂を出てからシーボルトが言った。 「明日学校に行きたくない」
と。
今までそれだけは言わずに頑張っていたのに・・・・ シーボルトの心はストレスいっぱいでおしつぶされそうなんだね。
一生懸命『学校』という社会の中で闘っているシーボルトの 気持ちを考えたら、心が痛くて痛くて・・・・・・ 涙があふれてきた。
シーボルトを守ってあげたい。 年中さんレベル、大いにけっこう!幼くってかわいいじゃん!! あんまりにも苦しかったら特殊学級のある学校へ転校だ~!
ありのままのシーボルトをママだけは受け止めてあげる。
だから自分だけで苦しまないでママには今日みたいにちゃんと 話してね。吐いていいんだよ。
ママは無力だけど、シーボルトのためなら頑張れるから
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