ビアンカ姫と３人の王子様

去年の９月、ちょびが旅立ち、
今年の４月には、ひろが旅立ち、
でも、居ないことにも少しずつ慣れて、
悲しい気分も落ち着いたと思いきや…。

先月、王様のお父様も旅立ってしまいました。

年齢は７０過ぎではあり、体に色々疾患はあったけれど、
まだまだ全然元気で、つい先週まで車を運転したり
庭の片付けや草取りや仕事していたりしていた、
そんないつもどおりの生活をしていたお父様だったのに。

本当に突然お別れすることになってしまいました。
あまりに誰もが予想していなかったので、
未だに納得が出来ず、あきらめもつかず…。
気持ちの整理がつかない状態です。

私は実の父とはうまくいかず、父とのいさかいが原因で、
家を飛び出して、王様の家に転がり込んできた問題ある嫁でした。
きちんとした家の娘でもないし、気も効かないし、
料理も上手くないし、たいした役にも立たない、
そんな嫁でしたが、それでも家に迎え入れていただき、
実父が交通事故で亡くなった際には、
心遣いをしてくれて、助けていただきました。
御恩をまだ少しも返していないうちに、旅立ってしまいました。

突然居なくなってしまってから、
もっとちゃんと恩返しをしておけばよかったと後悔ばかり。
居なくなってから後悔しては遅いんだけど、
でも、そんなものなのでしょうか。

もっともっと書くべきことはあるのですが、
心の整理、やっぱつきません。
自分の父が亡くなったときより、正直辛いので、
思い出すたび悲しくなってきます。

亡くなってから葬儀まで、家の中は慌しくて雰囲気も全然違ったので、
ちゃいはそのストレスのせいか、下痢してしまっています。
お腹にきちゃったようです。
ビアンカは、お父様が病院から家に戻ってきた深夜、
私が傍に付き添っていたときに、そっとやってきて、
お父様のことをじっと見ていました。
お父様にお別れを言いにきたのかなぁと思っています。

お父様はわんこたちのえさ係でした。
きっと先にお空の住人になった、ちょびとひろが迎えに来て
「またごはんちょうだい」とねだっているかもしれません。

この１年で、次々にうちの家族が減ってしまって、
寂しい気持ちでいっぱいです。
これで、終わりであって欲しいです。
別れる悲しみは、本当に辛いから…。

本当はビアンカの画像を紹介したかったけれど、
落ち着いたらということで、延期にさせていただきますね…。