「あい」の命日。
9月20日は、以前にウチにいたうさぎさん「あい」の命日。2年前に、避妊手術中に亡くなった。当時は避妊手術を決めた自分たちを責めたものだ。お医者さんの名誉のために言っておくが、病院側には落ち度はなかったと思う。「あい」は、麻酔と、手術の恐怖心に耐えきれなかった。そんな「あい」を守ってあげられなかったぼくら飼い主側の責任だ。うさぎさんのような捕食される側の動物は、命の危険に遭遇した際、その後の痛みから本能的に逃げるために、自らの命を絶つことができると、あとで聞いた。かわいそうなことをした。そのビロードのような毛並みが命のミニレッキス。火葬はどうしてもできなかった。実は、ウチのベランダから見える小高い公園に、「あい」は今も眠っている。これは、本来、してはいけないことだ。しかし、どうしても、目の届くところに眠らせたかった。亡くなった夜、徹夜で木の棺桶を作り、お気に入りだったフリースで「あい」を包み、たくさんのお花を入れ、明け方、誰もいない公園に行き、目印となる案内板の下に埋葬し、外からは見えない位置に、名前を刻んだプレートを打ちつけた。この「あい」が亡くなる前の日、遠く離れた場所で、「びわ」が生まれている。「あい」は、うさぎさん、そしてミニレッキスの素晴らしさをぼくらに教えてくれた。結果的に「びわ」にも出会わせてくれた。「あいちゃん、ありがとう。 あいちゃんの功績を讃えて、 ウチでは今でも、9月20日はミニレッキス記念日だよ」(^-^)