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ナイジェリア12人壮絶PK制す☆Wユース
<ワールドユース選手権:ナイジェリア1-1(PK10-9)オランダ> ◇準々決勝◇25日◇オランダ・ケルクラーデ ナイジェリアが壮絶なPK戦の末、開催国オランダを下して4強入りした。 1-1で延長を含めた120分間を戦い抜き、PK戦に突入。PK戦はGKまで11人が終わっても9-9で並ぶ互角の展開で、2周目に入った12人目でようやく決着した。 アルゼンチンはスペインに3-1で快勝し、3大会連続で準決勝へ進出。4チームが残っていた欧州勢は、準々決勝で全滅した。 勝利の瞬間、選手たちは長丁場の疲労感を忘れていた。 母国国旗のミニチュアを頭に挿しておどける者に、オレンジのスタンドに拳を突き出す者。パフォーマンスはさまざまだが、泣き崩れるオランダ選手にはだれ一人、目もくれなかった。 「今までで最もタフな試合だった。オランダは素晴らしいチームだった。世界の大会で4強なんて、夢みたいだ」興奮からか、シアシア監督の口から言いたいことが一気に出てきた。 開催国への圧倒的な声援にも動じなかった。120分を戦い終えて迎えたPK戦。相手が決めた回はすべて決めて、無言の重圧をかけた。 5人でも決着せず、7人目、8人目…。最後は11人目のGK同士が決めて、異例の2周目に突入した。12人目、ジョンのキックをGKバンゼキンがセーブ。その裏、タイウォがゴール右隅に決めて、2時間35分のマラソンゲームにピリオドを打った。 金星の予感は、開始直後から漂っていた。キックオフと同時に、個人技を生かしてあっという間にゴール前へ。相手DFのクリアミスを、左から詰めたオウォエリが決めた。 「我々がゴールを決め始めれば、オランダにとっては長い1日になるだろう」。自分たちにとっても長い1日になったが、シアシア監督の予言はほぼピタリ的中した。 アフリカ勢ではモロッコに次いで4強入り。全滅した欧州勢とは対照的な快進撃だ。戦術と組織のオランダを葬り去ったプレスとパワーで、ナイジェリアは96年アトランタ五輪以来の世界タイトルを狙う。 日刊スポーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/29 01:11:33 AM
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