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2億9千万ドルを取り戻す☆アバチャルート

政府役人は、ナイジェリアの前独裁者サニ・アバチャのスイス銀行で凍結された口座内にあった2億9000万米ドルの返還を開始するようスイス銀行に要求した。
スイスの法務省のリビオ・ザノラーリ（Livio Zanolari）氏は、世銀がナイジェリアの公的資金をモニターするという署名により送金が可能になったといった。
2億9千万ドルは直ちに支払われる事になっている。
スイス銀行で口座内の現金は1999年から凍結されていた。今年2月にはスイス最高裁でアバチャの家族らによる訴えを退け、ナイジェリアの国に返還されることになっていた。
ナイジェリア連邦政府は1993年のアバチャ政権スタートから1998年に心臓発作によって死亡するまでの間、実に22億米ドルもの金を国から略奪したことを激しく非難。
スイスではアバチャとその関係者の口座にある現金の7億3千万ドルを凍結し、これまでに2億1600万ドルはすでに返還済み。

アバチャの略奪金はほかに、イギリス、ルクセンブルグ、オーストリアにもあり、政府はそれらの金の返還を各国に要求している。