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パイプライン爆発☆最大200人死亡
ナイジェリアのレゴス郊外で12日、若者らがブラックマーケットで売るために石油をパイプラインから燃料缶に吸い上げていた際に大規模な爆発が起こった事故で、州警察当局によれば推定150~200人が焼死した。 半径約20メートル以内ではあらゆるものが焼失し、現場周辺のビーチや海上には多数の遺体が散らばった。 爆発が起きたパイプラインは、ナイジェリア国営石油公社のもの。 レゴス周辺の大西洋岸に点在する多数の島の1つにある、イナベビーチを通っており、タンカー停泊所から内陸にある貯蔵所まで石油を輸送している。 このビーチは人口が集中する地域ではないものの、爆発があった深夜には、若い男性を中心に数百人がパイプラインから石油を盗むため現地を訪れていたとみられる。 ナイジェリアは石油輸出国機構(OPEC)第5位の原油輸出国で、1990年代以降、貧困を背景とした地元住民や犯罪集団による石油盗難が相次ぎ、引火事故による死傷者が後を絶たない。 石油生産量は日量250万バレルの同国で、日々3万~10万バレルが盗まれているとの試算もある。引火事故の大半は石油パイプラインに穴を開けて石油を盗む最中に起きている。 近年では南部のデルタ州で98年、パイプラインから噴き出した油に引火して1000人以上が死亡した。同様の事故で2000年にはウォーリで300人、2003年にはアビア州で105人がそれぞれ死亡した。 ナイジェリアではアフリカ最大産油国でありながら未だ多くの国民は貧困の中で暮らしており、パイプラインからのガソリンや石油の盗難が頻繁に起きている。 ソース☆reuters/kyodo お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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