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カテゴリ:政治
選挙後☆暴力暴動懸念
アフリカ最多の約6000万人が有権者登録したナイジェリア大統領選の投票が21日行われた。2期8年の間、アフリカ連合(AU)議長を務めるなど強い指導力を発揮したオバサンジョ大統領が憲法の規定により退任するのを受け、与野党から25人が立候補し数日中に大勢判明の見通し。 60年の独立以降長く軍事政権支配が続いた同国で、軍事クーデターによらない平和的な政権交代が実現するかが焦点。 投開票の混乱や結果発表時の暴力が懸念されている。 オバサンジョ大統領は個人的に信頼を置く北部カツィナ州のヤラドゥア知事(55)を後継者に指名し、同氏が与党「国民民主党」の公認候補となった。一方、現政権の副大統領で与党の中核メンバーだったアブバカル氏(60)は大統領と対立し野党「行動会議」の候補者として出馬。80年代に軍事政権を率いた元軍人のブハリ氏(64)が別の野党から出馬し、事実上この3人の争いになった。 独立国家選挙委員会(INEC)は2月、アブバカル氏が政府予算を着服したとして立候補者名簿から副大統領を除名。 今月3日、高裁と上告裁が立候補の可否について正反対の判決を出したが、最高裁が16日に「立候補可」と判断した。 一時は立候補が危ぶまれた経緯について「オバサンジョ氏による副大統領つぶし」と考える国民も多く、副大統領への同情票が集まる可能性がある。 大統領選に先立ち14日に全国36州で知事選の投票があり、開票終了した34州のうち27州で与党候補が勝利。 各野党は「選管や治安当局が与党のために不正を働いている」と反発し、支持者同士の衝突などで52人が死亡した。 毎日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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