イタリア☆増える売春婦
イタリア☆増える売春婦イタリアでは10,000から20,000人のナイジェリア人売春婦が働いている。 ほとんどはナイジェリア南部のエド州(Edo)出身。なぜそれほど多くの女性がたった1州から来るのかはわかっていない。しかし、もとをたどれば、1980年代にトマトを収穫するためにイタリア南部へやって来たナイジェリアの女性によってルートが出来たものと思われる。☆バレンティナの場合☆バレンティナの物語は典型的だ。彼女の旧友は、彼女をイタリアへ連れて来ることを申し出た。 「彼は、イタリアで仕事を探すのは問題ないと言った。スーパーマーケットで働くのも可能だし、ほかにも多くの仕事がある。私が勉学を続けることもできるだろうといった。」 「私は高校をちょうど卒業したばかりだった。でもナイジェリアで大学に行くのは非常に難しい。それにかなりのお金が必要だ」 よい仕事および教育への希望は、バレンティナのような女性を誘惑し、ナイジェリアから引き離す。 女性は、ビザなどの書類と移動費のために、誇張したコストを返すことに合意。しかし多くの場合、彼女たちは支払いのために身を売るように仕向けられる。 ☆犯罪暴力団☆バレンティナは彼女の本名ではない。彼女の身元が明かされれば身に危険が及ぶ。ナイジェリアの女性を取引する高度に組織化された犯罪暴力団に管理されているからだ。ナイジェリアの犯罪者がイタリアや他のヨーロッパのマフィアと関係があるという証拠が増加している。移動費に加え、女性たちは、路上の立ち場所の「賃貸料」のため月に何百ユーロも払うことを強いられている。 ☆トミッシの場合☆トミッシ(仮名)は、20歳であるが少なくとも2歳は若く見える、内気で利口なナイジェリア人。 昨年、イタリアへつれてこられた後、彼女はトリノの高速道路の脇で身を売っていた。彼女は数週間前に逃げだした。 「私は様々な人と関係を持たなければならなかった。1日当たり10人くらい」彼女は静かにいった。「20ユーロを払う人もいれば、10ユーロの時もある。ラッキーだったら30ユーロ。約35ドル」 Amici di Lazarro(性的労働者に法や健康の助言を与えるグループ)によれば、今年1月から3月の間に、約20人の売春婦がイタリアで死亡。 「約1か月前に、ある少女は酔っ払いでいっぱいの自動車によって殺害された。一週間、喪に服した他の少女は通り現れなかった」とパオロ・ボッティ(Amici di Lazarroの代表)が言った。 ☆Hell☆地獄トミッシは自分のもうけたお金を1ペニーも見なかった。「先週私は、45,000ユーロを稼いで払った女性に会った。彼女はその間、家に仕送りする事は認められなかった」 エド州知事の妻、エキ・イビネディオン(Eki Igbinedion)は、トミッシのような女性を助けるためのチャリティーを設立。「50%の女性は自分のしていることの重大さに気がついていない。ナイジェリアの通りに行き、女性に外国につれていてあげると言えば、それは彼女たちにとって天からの贈り物に等しい。少女たちは地獄の道に注意すべきだ」 トミッシは、少女たちへの警告の言葉を加えた。「全ての女性への私からの助言は、ヨーロッパへ行きたいという事を考えている女性たち、来てはいけない。」 情報元BBC