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カテゴリ:悲酒
角打・・・かくうち・・・酒屋さんが店内で飲酒OKなとこ
お酒のすべてが、店頭売りの代金で呑める。 したがって、お安い。 雑種(第3のビール)を500mlと日本酒(200cc)×2本。 ほんで焼酎200ccをお湯割り、又は水割り。 これで、なんぼやと思う?? 800円。はっきり言うてもう酔うわな。 ってなことを今日は言いたいんとちゃうし 俺がよう行くその角打の酒屋さんは おやじとおふくろさんの二人できりもみしてはった。 ところが、去年そのおふくろさんが体調崩して入院。 その前も、顔はむくんでたし元気もなかったから ほんまに体調悪いんやなって思うてたけど 今年に入って、行く度におやじに聞いたら ほんまに芳しくないみたい ずっと行く度におやじに聞いてたけど、いつも 「へい、一進一退ですわ。急にようなる病気でもあらへんし...」 ってな具合の言葉のやり取りが数ヶ月続いてた。 今日も、お愛想(お勘定)820円を払おてから 「おかあちゃんはどない??」 って聞いたら、おやじ、一瞬の間があって 「死んだ・・・」 毎回、毎回帰る時に、おんなじ様におやじに聞いて 「相変わらずですわ~」って回答を確認して それから千鳥足で帰路についてたのに・・・ 頭の中が真っ白になって、そのあとの会話を覚えてへん。 20年以上、いつも店に行ったら笑いもせんと 愛想も振らんと「いらっしゃい」って迎えてくれてたのに。 酔いは急激に醒め、寒気(歯がガタガタ言い出した)がして 立ってるのも辛かった。 おやじにかける言葉もなんか陳腐な言葉しか浮かべへんし そのままその陳腐なチープな言葉を口から発してた。 ごめんな、おかあちゃん!! おやじも、ごめんな。冷たいやっちゃなって思わんといてな。 ほんまに、ほんまにご冥福をお祈り申し上げます。 ............................................................ ............................................................ ............................................................ でも、おやじが 「なんとか頑張って店やりまっさ!」 って言うてくれた時は嬉しかった。 店の暇なときに、おかあさんの話をつまみに呑もうな。 ............................................................ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 15, 2006 10:20:14 PM
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