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純正調のハーモニーを目指す合唱団の定期演奏会を聴きにいってきた。
混声で各パートが10人前後で、パート人数のバランスはよさそう。 今日の演奏会は第1ステージ:武満徹、第2ステージ:ヴィクトリア、第3ステージ: モーツァルト(オケ付き)の3ステージ構成。 1ステ。 前に女声、後ろに男声が全員ベタでの並び。ちょっとゴチャっとしてるがこの方が ハーモニーを決めやすいのかな。最初は「小さな空」。指揮者の手が振られイントロの ヴォカリーズが始まった。ええっと驚くほどのスローテンポ。しかも16小節のフレーズ でブレスを入れない。ブレスはカンニングでするとしても、あのテンポでハーモニーを保ち 揺れを表現するなんてとても難しそう。皆さんすごく集中して歌っておられ、武満さんの ジャジーなハーモニーを最後まで響かされ、見事な演奏でした。途中のオブリガード部分は アルトかカウンターテナーでやっておられたみたいだけど、オクターブ上のソプラノで 上を漂わせても面白いかなと思った。演奏時間9分、最後まで歌いきられお見事でした。 続いて「見えない子ども」「島へ」と続くが、テンポ感は1曲目の雰囲気を引き継いでいた。 合唱と指揮のテンポの駆け引きというか、合唱はもう少し早く歌いたいのを指揮がジッと 抑えて振られてて、合唱もそれに一所懸命ついていっているのがヒシヒシと感じられた。 ただ、修行不足で聴く方はちょっと集中力が途切れてしまいました。反省。 その後「○と△の歌」で唯一元気になり「さくら」で幻想的なハーモニーをシッカリ聴かせて 頂いてとても充実した1ステでした。 2ステはヴィクトリアの「死者のためのミサ曲」対訳のパンフレットには、この曲はヴィク トリアが敬愛したスペイン皇太后マリアへの哀悼と葬礼のために作られたが、これを歌うとき 私達は亡くなった己が愛する者たちを想い、彼らへの追悼に想いを致さざるをえない。 ヴィクトリアの切実な祈りの表現が心を打つ。と書かれていた。ステージ上のTさん、Sさんも きっと...。 ここでも要所要所でキチッとハーモニーを嵌められて聴いていて心が洗われる様な気持ちの いい演奏でした。ただ他3パートのまとまりに比べ所々でソプラノが浮いていたのが気に なった。発声なのかなぜなのか分かりませんが、殆ど素晴らしい歌声だけに、ちょっと軽い 発声、発音が混じるとアレって感じやすくなったのかも。それとも自分の気のせい?(^^;) 休憩を挟み3ステ、モーツアルトの「ミサ・ソレムニス ハ長調」小編成オケつきでの演奏。 出だしはどうかと思ったけどすぐに活き活きとした演奏になり、とても安心して聴けた。 この曲全体は初めて聴いたが最後のソプラノソロ付きはどこかで聴いた事のある曲。対訳には 「フィガロの結婚」の中で歌われているアリアと同じ音形、調性だと書かれている。曲の 流用?モーツアルトはこの曲を気に入ってのかな。 アンコールは武満さんの翼。3ステひな壇の並びで歌われてとても広がり感があってよかった。1ステももう少し広がったら一味違って聴こえたかも。 さらにもう1曲。3ステの1曲目キリエ。アンコールの方が最初から断然いい演奏でした。 いい演奏をありがとうございました。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/09/06 12:01:26 PM
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