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テーマ:中学生ママの日記(17672)
カテゴリ:家族のこと
来週は長男の卒業式があります。 中学3年間で一番頭の中にあるのが、やはり部活の事でした。 長男がうけた部活での罰について。 今日はその罰の6ヶ月間のことを書きたいと思います。 あれは長男が中一の1月のことでした。 「なんか最近ラケット持って行ってないな。。。」って思ってたんですが、 (まあ、冬やし 基礎体力作りでもしてるのか~)と、 それほど気にもしてしていませんでした。 そんな時、同じ部のお母さんから電話がかかってきたのです。 「知ってる~???うちの子ら、クラスで悪さしたらしくって、 テニスコートに入れてもらえなくて筋トレしてるらしいで~」 え~~~!! ぜんぜん知りませんでした。 でも、話をきくと、クラスの一人の子をみんなでいじめてたみたい。。。 そりゃ、罰を受けて当然だと思ってました。 他の部のバレー部の子も野球部の子もみんなそれぞれの部で罰をうけてたみたいだし。 自分が悪いんだから、それは当然だと思っていました。 そして、1週間が過ぎました。 他の部の子達は 反省したというコトもあり、みんな通常練習に戻ってました。 テニス部だけが まだ筋トレでした。。。 でも、(本人たちに反省の色が見えないのかな。。。)と思っていました。 日に日に 長男の機嫌が悪くなってきます。 家では弟にあたりちらすし・・・ 機嫌が悪いのはわかっていますが、こっちも気になって 「通常練習に戻れた???」と聞いてしまって。。。 「筋トレやし!一生筋トレやし!」 あ~ ますます機嫌が悪くなってしまった・・・ 次男が身に危険を感じて、長男とは別の部屋で逃げていきます。。。 そんなある日、たまたま長男を車で学校まで迎えに行くことがありました。 校門の前に車をとめると。。。 正門のまん前で長男たちが一列にならぱされて 筋トレしていました。 筋トレ開始から2ヶ月くらいたった頃でした。 私は頭にかぁ~っと血が上るのがわかりました。 そりゃ、最初の原因は長男たちです。 それは、重々わかっています。 でも、それにしても ひどすぎる・・・ 正門のまん前で、下校する生徒たちに笑いものにされて。 それでも筋トレしている長男たち・・・ まるで見せものだと思いました。 唇が震えて、涙が出てきました。 下校時間になり、長男が車に乗り込んできたとき、私の気分はMAXに達しました。 「なんなん!!!あんたら、ずっとこんなところで筋トレさせられてたん??? まるで見せものやんか!!!みんなに笑われて・・・ お母さん、先生に文句言いにいったる!!!」 きっと、あのとき あのまま先生のところに言っていれば、 恐ろしいことになってたとおもいます。。。 長男はそんな興奮した私を必死で押さえつけ 必死で訴えてきました。 「やめて!かあさん やめてぇ~や!!! そんなんしたら、俺 もっと いじめられるし・・・ お願いやから、いまはやめて!!!」 流れる涙をとめることもできず、長男を見ました。 長男も必死で私に訴えていました・・・ その長男の顔を見て、なんとか落ち着きを取り戻しました・・・ そのあと、同じく筋トレさせられている子のお母さんに、今日のことを話に行きました。 自分の子供がわるいことをしたのは、わかってる。 でも、悔しい・・・ まだ13歳の子供に なぜあそこまでするのか。。。 そして、その子の親と、今度先生に話をしに行くことになりました。 でも、決して 文句を言わないように。。。 現在の子供の状況を聞くという形で・・・ なぜ、こんなに抑えてるかといいますと、 いままでも、その先生は自分の言うとおりにしない自分の嫌いなタイプの子供には、 おなじことをしてきたことで有名だからです。 部活をやめた子もたくさんいます。。。 でも、長男がその時点では「部活はやめたくない」と言う以上、 こっちが下手にでるしかないのです。 人質をとられてるようなものですから・・・ そして、次の週の練習試合のときに、先生に話をしに行きました。 「このたびは、ご迷惑をおかけしてすみません。 どうでしょうか。。。そろそろ通常練習に戻れますか・・・?」 私は、感情がコントロールできず、涙ぐんでいたと思います。 先生はこう言いました。 「反省の色がね~まったく見えないんですね~ 反省の色が~」 「はぁ~???反省してるやろ!」と言いたいのをぐっと我慢して。。。 頭をげて帰りました。 その日も、みんなは練習試合に出ていましたが、長男たちは正門の前で筋トレでした。 そして、途中で「もう帰れ」と言われるみたいでした。 でも、「絶対に帰るなよ!!!からだがボロボロになっても筋トレし続けろよ!」 と言いました。 今思えば 長男に対して、なんてかわいそうなことを言ったのかと思いますが、 その時は、帰れと言われて帰って、顧問の先生の思うツボになるのがいやだったのです。 そんなまま 長男たちは中学2年生になりました。 部活には新入部員も入部してきました。 それでも、長男たちはまだ筋トレでした。。。 長男の気持ちも、あとちょっとのことで粉々に割れてしまうくらい、 ガラスのようになっていました。 毎日毎日、家でも緊張の日々が続きました。 とくに、次男は そういう空気を察して、本当にびくびくしていました。 ある日、長男は言いました・・・ 長男「オレ、不登校になったろかな・・・」 私 「何言うてんの!そんなんしたらあんたの負けやろ!がんばり!」 長男「オレ、がんばってるし!これ以上 なにをどうがんばるん???」 私 「自分ではがんばってるつもりでも、人が認めてくれなかったら、 がんばれてないっていうことやねん。」 長男「。。。」 私 「あんたが部活を続けたいんやったら、もっと根性見せたり!!! もし、どうしてもつらくてこれ以上がんばれないんやったら、部活やめてもいいで。 べつに、部活が中学生活のすべてじゃないしな。 やめることになったその時は、おかあさんが先生に文句言いにいったるから! 校長にでも教育委員会にでも言うたるで! おかあさんは、どんな時も○○(長男の名前)の見方やからな。 なんでも言いや!」 私自身、かなり精神状態もおかしくなっていて、こんなことを言っていました。。。 長男は「わかった。。。」とぼそっと言いました。 中学生といっても まだ子供で。。。 部活でそんなことがあると、成績までもがガタ落ちになっていきました。 すべてに対して、やる気を失ってる様子。 「どうせ俺ががんばっても先生たちは認めてくれへんし。。。」 こんな言葉をよく言っていました。 それでも、何回かは顧問の先生に 「反省してます。もう二度と同じことはしないので通常練習に戻らせてください」 と言いに行ってたみたいです。 それでも先生は「ぜ~んぜん~反省してるようにみえへ~ん~」と言うだけで、 取り合ってもくれなかったそうです。 それから、筋トレはおわったものの、次は「球拾い」になったみたいです。 一年がコート内で練習して、そのコートの外で球拾いをする。。。 どんなに屈辱的だったでしょう。。。 それでも、長男は「やめる」と言う言葉は口にしませんでした。。。 そして、3年生がもう引退するであろうという7月・・・ やっと コートに戻れました。 半年もボールを打っていなかったので、思い通りにできなかったみたいですが、 なんとか、形にはなってきたみたいでした。 それからは、半年間の遅れを取り戻すために必死に練習しました。 そして、10月の新人戦では、見事 準優勝をしました よくがんばったぜ!長男! そして、今となれば そんな試練をくださった顧問の先生のおかげで、 うちのひ弱な長男が、一回りも二回りも大きくなれたのだと思います。 顧問の先生は 最初っから そういう風に考えていてくれたのかどうかはわかりませんが、 ほんとうにがんばれてよかったです。 と、一応書いておきますか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.05 21:38:41
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