テーマ:“月の神秘”(342)
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地球と月は約46億年前に形成された後、40億~38億年前に大量の隕石(いんせき)が降り注ぐ「重爆撃期」があったと考えられていますが、月から飛来した隕石で初めて、この重爆撃の衝突を受けた証拠の鉱物が発見されました。
東北大と茨城大、東京大、千葉工業大の研究チームが最新の国産分析装置を使って突き止めて、12月29日までに米科学アカデミー紀要電子版に発表しました。 隕石による重爆撃の証拠は、地球の地表では大陸の生成・消滅や風化で失われましたが、月面ではクレーターとして残っています、重爆撃期の隕石に含まれていた有機物が生命の起源との学説もあり、東北大の大谷栄治教授は「米アポロ宇宙船が月面から回収した石を調べ直す必要がある。今後の月面探査でも高圧鉱物を探し、重爆撃現象を解明することが重要だ」と話しています。 分析した隕石は、南極・あすか基地近くで1988年に観測隊によって採集されました、玄武岩質ですが、一部が衝撃で融解してガラスとなっています、放射性同位元素による年代測定では、38億7000万年前に月面でマグマから結晶化した後、38億年前に重爆撃期の隕石衝突を受けて一部がガラス化、100万年前に別の隕石衝突により月面から飛び出して、宇宙線にさらされた後、地球に飛来したとみられています。 地球と月が隕石による重爆撃を受けていたという証拠が地球上で見つかったみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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