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時事通信 ワシントンAFP通信発
米ワシントンのスミソニアン自然史博物館の人類学部が、このほど発表した研究論文によると、現生人類ホモ・サピエンスの近縁であるネアンデルタール人は、肉類とともに穀物や野菜を、ホモ・サピエンスと同様に火であぶって食べていました。 ネアンデルタール人は肉類の偏食が一因となって絶滅したとの見方が広がっていましたが、これを否定する学説です。 研究チームは、欧州北部やイラクで発見されたネアンデルタール人の化石の歯や沈着した歯垢から、野草などさまざまな植物の種や根の残りかすを見つけました、その多くに火を使って料理した物に特有な物理的変化が認められ、ネアンデルタール人が火を使って料理していたことがうかがえるというだそうです。 ネアンデルタール人が、植物類をひいて粉にしていたことを証明する石器類などは出土しておらず、ネアンデルタール人は農業をしていなかったと推測されています、しかし今回の研究結果は、ネアンデルタール人が火を使って植物を料理していたことを示唆しています。 ネアンデルタール人は欧州、中央アジア、中東などの地域に約17万年間にわたって生存していたが、約2万8000年前に突然、生存の痕跡が消えて、絶滅した理由が論争となっています。 ホモサピエンスだけでなく、類人猿も火を使って植物を食べていたみたいです。 考えてみたら、ホモサピエンスも類人猿もおそらく共通の祖先を持っていると思うので、食性がよく似ているのも無理はないなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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