|
カテゴリ:今日あったこと
昨日、研究室に1本の訃報が舞い込んだ。
研究室を卒業した後輩が、交通事故にあい、 亡くなったという内容だった。 私は後輩から聞かされ、 後輩は泣いていた。 でも、私には何の実感もわかなかった。 今も沸かない。 死んだんだっていわれたところで、 そうか、なんて受け入れられない。 事故にあっただけで、どこかの病院に担ぎ込まれて、 でも無事で、そのうち「ご迷惑をおかけしました」とか いいながら研究室に来てくれるんじゃないか。 それに今でも彼が、どこかで生きている気がする。 死んだなんていわれても、わけがわからない。 用事があって彼氏さんの家に行ったら、 彼氏さんがなんともいえない顔をしていた。 「どうしたの?」ときいても何も答えない。 しばらくして、ぽつりと「Sから電話があった」と言う。 そうか、この人ももう知っているのか。 でも、二人そろってなにがなんだか分からなくて、 何もいえなかった。 実感がわかない。沸きたくも無い。 人は、急にいなくなってしまうんだと、ふと思った。 周りにその余韻を残したまま、ふっと消えてしまうんだと。 置いていかれる身はなんて辛いんだろうと涙が出た。 以前両親から、「過去でも未来でもなく今を生きなさい」と 諭されたことがあったが、本当にそのとおりだと感じた。 今をしっかり生きることが大切なんだと。 家族も友人も、みんなを大切にしようと思った。 みんな、いつまでも傍にはいてくれないのだと。 それは、人として生まれたからには仕方の無いことなのかもしれない。 だから、みんなを大切にしようと思った。 今日は大学に行きたくない。 大学に行くと、きっと先生からみんなに話がある。 そしたら実感してしまうのかもしれないな。 そんな話は聞きたくも無い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[今日あったこと] カテゴリの最新記事
|