まいにちの日記

しばらくまったく書き込んでいなくてごめんなさい。
後輩が事故でなくなってからというもの、実験も忙しくなってきて、
毎日がめまぐるしく過ぎていきます。

今日、後輩をひき逃げした犯人が捕まったとニュースで報道されていたようです。
はじめ、ひき逃げかどうかさえ分からず、バイク転倒による単独事故か？
と考えられたりしていたようですが、轢かれたような後があったらしく、
司法解剖の結果、また、目撃証言により、トラックにひき逃げされたことが
分かったようです。

犯人は、「何かに乗り上げたような気がしてバックミラーを見たら
バイクが転倒していたが、人を轢いたとは思わなかった」と、
容疑を否認しているそうです。

いや、普通に考えて、バイクが倒れている時点でおかしいだろう。
ひき逃げと聞いて、考えてしまうんです。
もし、運転手が、逃げずにそこで止まっていれば、
彼は死なずに済んだかもしれないのにな、って。

それが悔しくて仕方ありません。

先日、お葬式に参列させていただきました。
たくさんの仲間がかけつけていました。
会場には、彼の所属してるバンドの曲が流れていました。
彼は、院試を受験したものの、院を出ても結局は
音楽の道を歩みたいと決心し、今年大学を卒業、
就職はせずに音楽の道を歩み始めました。
「しょうたくんはすごいなあ、私にはそんな勇気ないな。」と、
夢を追って一途な彼のことをうらやましく思っていました。

私は、彼とは研究室は同じだったものの、あまり話したことは
なく、私が彼と話した思い出といえばソースかつ丼くらいだなあ、
なんて苦笑してしまったのですが
(私はソースカツ丼屋さんでのバイト経験があり、彼は、ソースカツ丼で有名な福井出身)、
お葬式に参加してはじめて、彼がTHE WHOが好きだったこと、
彼の所属しているバンド名などを知りました。
いまさらかもしれないけど、彼の新たな一面を垣間見ました。
彼がみんなに愛されていたことも、すごく伝わってきた。

私は、最後の挨拶なんだから、お焼香と献花のときは、
ちゃんと向き合わないとって思っていたのに、
だめでした。なきたくないのに嗚咽がとめられなくて。
つらかった。

お葬式のとき、お父様はしっかりしていらして、
一番つらいのはほかでもない家族だろうに、最後まで毅然とした
姿で喪主を務められていました。
最後の挨拶の時に、お父様が、
「最後にしょうたに一言いって、挨拶に代えさせていただきたいと思います、
じゃあな、しょうた！」
と言ったのが忘れられません。

彼は9月6日に亡くなったので、友人とは、
「もしかしたらこれから天皇になる人かもしれないよ、生まれ変わったのかもよ！」
なんて冗談を言い合っていました。
ほんとにそうだったらいいのにな。
彼がこの世に新しい生を受けて、生まれ変わってまた新たな人生を歩み始めているならな、
って思います。

なんだか長くなってしまいました。
最近忙しさにかまけて、何も考えていなかったけど
今日は、犯人逮捕のニュースを聞いて、色々考えさせられました。

きっと、ふとしょうたくんのことを思い出すんだろうな、これからも。
しょうたくんのドラムが聞いてみたかったです、心残りです。