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初フルマラソン(^_^)v
やりました。 完走。 走れるもんですね。 今回走るのに用意したものは 「フリスク」と「リポビタンD」です。 フリスクは、分かりますね。 そう、これを食べつつ走るために。フリスクに頼ったわけですね。 そして「リポビタンD」は 前回のボウリング大会で「エスカップ」だったので 今回は「リポビタンD」にした。 軽いドーピングかな。 フルマラソンスタート1時間前・・・ 競技場はいっぱい。 おれもまざって練習。 周りの準備運動を真似する。 顔は・・・マラソンランナーの顔だったと思う。 しかし、体格がランナーの体ではない。 おれは野球のキャッチャーですから・・・。 トラックを走る。 なかなかのウォーミングアップだな。 しかし、痛い。 なんか、痛い。 右のつちふまずのところがチクチクする。 いかん。 養護室に行く。気になったので見てもらった。 右にテーピングしてもらう。 整骨院の方のテーピングは本物だなぁ。 後に走るが、全く痛くなかったよ。 逆に、テーピングしなかった左のつちふまずが痛かった。 スタート1分前・・・ テンションあがる。 そこで あっ。「リポビタンD飲んでなかった!」 調整に夢中で、飲むの忘れた。 まぁ、いっか。 不安いっぱいの中スタート。 はえーよ。トップははえーよ。 マイペースで行こう。 けど、みんな早い。 おれが遅いのか。 始めの5キロまで、みんな話しながら走る。 5キロ越えると、 次第に口数が減る。 10キロすぎると みんなのペースが安定してきて 抜いたり抜かれたりの攻防はなくなる。 おれは今回の目標を一つ掲げた。 「絶対に歩かない」 水をもらうときなど足は止めないようにしよう。 さっ、達成できたのか。 10キロ越えたくらいかな。 一人で走ってた。 これなら42キロいけるペースで走っていたので 楽に走ってた。よって、疲れもなかった。 しかし・・・ 暇だった。 暇を紛らすために、周りの風景を楽しんだ。 だが、それもあきる。 次に考えたのは、 沿道の観客と話しながら走ること。 これは面白かった。 「がんばれ~」 と言われて、過ぎ去るまで10秒もないが そこで話す。 なかなか面白い。 その中で、面白かったのが沿道からの声。 おばちゃん「ちょっと前に、かわいい女の子がおるけん、もうちょいがんばって一緒に走らんね」 おれ「おばちゃん、ありがとう、がんばるよ」 見通しのいいところで前を見た。 おらんやん。 「おばちゃん、おれにがんばるように言ったんだなあ。みんなに言ってるんだろうなぁ」 3キロ先・・・ 無意識よ。本当に無意識。 女の子と並んで走ってた。 全く意識してないのに。無意識って怖いなぁ。 数キロ走ったが、 なんか、嫌そうだったので離れることにしました。 20キロぐらいのところ。 よくしゃべるおじちゃんに捕まった(このおじちゃんの年齢を考えて以下を読んで)。 「一緒に走ろうか」 「そうですね」 走ることにした。 暇つぶしにいいと思った。 このおじちゃんとは最後まで走ることになる。 おじちゃんは年間4~5は走っている人で ウルトラマラソンには2回出場した、おれからすれば大先輩だった。 いろいろ話した、どこの大会はすばらしいとか、よくないとか。 そういう話は尽きないのだが、関心したのはそこではなかった。 このおじちゃん、話すのがうまい。 こうやって話して走るのが慣れている感じ。 沿道との観客との接し方。 給水所での接し方。 絶対そこで「笑い」を起こさせる。 35キロぐらいのところでは、おれにツッコミの指導をしてた。 とても勉強になった。 おれたちは、あまりにも給水所で笑いをとっていたんで スタッフの人から 「そんなに話す力があるなら、もっと前ではしれるやろ」 そりゃそうだ。 ここらへんの順位でこんなに話しているのは、おれたちくらい。 周りは、足を引きずっているか。スタミナ切れでもうやばそうな人ばかり。 このおじちゃんすげーと思ったことがあった。 沿道から 「がんばってくださ~い」 奥さんと子供三人(2歳、3歳、5歳くらい)の人が手を振っていた。 すると、おじちゃん。 「去年もここで応援してましたよね。おぼえてますよ。子供大きくなりましたね」 奥さん「・・・えっ、は、はい。去年もここにいました。おぼえててくれたんですね」 おじちゃん「来年も走るんで、応援してください」 このおじちゃんすごい。 ここで聞く。 「なんでおぼえていたんですか」 すると 「やっぱ、きれいな人は忘れられんよ」 納得。 これは使える。 来年先に走って、先に言おう。 おじちゃんとは他にもいろいろ話す。 郵政民営化、現代の教育、世界の中の日本・・・ おれたちはマラソンしながら何をしているのか。 ずーっと話していたね。ゴールまで。 話を変えるかね。 10キロまではあんまり給水所がなく、ものすごく痩せていた。 しかし、35キロになると 腹がパンパンだった。 食いすぎた。 何でもあった。 オレンジ、飴、チョコ、バナナ、おにぎり・・・ 他には 梅干、漬物、でっかい焼き芋、カレーパン、ケーキ、大福・・・ 特に、カレーパンが丸々1個を見た時は衝撃だった。 思わず、おばちゃんにつっこんだ。 けど、面白かったので食べた。 「35キロ地点でカレーパンを食べながら走る男」 伝説やなぁ。 しかし、なんか疲れがどっときた。 やっぱ、走るときに食べるものではない。 そして おじちゃんとゴーーーーール。 おもしろかった。楽しかった。 ゴール後。 うどんとおにぎりのサービス。 走る前は、人生で絶対思い出に残る「うどん」と「おにぎり」になると思った。 しかし、 腹パンパンやん。 でも、うどんだけはなんとかたいらげる。 おにぎりは持ち帰り。 おじちゃんと仲良くなり。 「今から風呂に行くか~」 となり、車で行く。 車の中で流れていたのは・・・ 綾小路きみまろ。 一字一句間違えずに、言ってた。 おれたちが歌詞を間違えずに歌うみたいに。 これが、笑いの原点なのか~と少し思う。 風呂に入る。 1時間はまた話す。 風呂に入って、駅まで送ってもらった。 最後に握手して分かれたね。 いい人に出会ったなぁ。 今日は全く観光できなかったけどね。 来年はもっと走るぞ!走るのっていいね。 そうそう、 おじちゃんの年齢は・・・51です。 なんか、おれの51歳を見るようでした。たぶんおれはあーなる。 あってしまったよ。51歳の自分に。 そして、 歩かなかったよ。 初マラソン、目標達成! さぁ、次は何のスポーツするかね。 最後まで読んでいただきありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.15 20:39:23
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