井原線ふるさとじゃ～ナル

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タイトル：面白すぎて時間を忘れる 雑草のふしぎ
著者：稲垣栄洋
発行：株式会社 三笠書房 / 2023年3月20日/２３０ｐ
読書カウント２０２３：２７冊目。

　予測不能の時代だからこそ「雑草」に学ぶことが多い。
雑草に学ぶメモ：
・ヒメシバニ学ぶ：自分にとっての「強み」を発揮できる場所を考えてみる。
・カヤツリグサに学ぶ：自分の「差別化ポイント」を見つけ、こだわってみる。
・コニシキソウに学ぶ：上ばかり見ずに「横に伸びること」「地に足をつけること」も考える。
・ツメクサに学ぶ：「何が自分にとってもっとも大切か」を考えてみる。
・カラスノエンドウに学ぶ：甘い「見返り」を準備して助っ人を雇ってみる。
・ホトケノザに学ぶ：タッグを組むなら「頭のよい相手」を選ぶ。
・セイヨウカラシナに学ぶ：｢相手の欠点｣をうまく生かせないか考えてみる。
・ニホンタンポポに学ぶ：タイミングを「ずらす」ことで過酷な競争から抜け出す。
・ツユクサに学ぶ：「次の次の次」を考え、選択肢は最後まで捨てずに持っておく。
・スズメノテッポウに学ぶ：「長い目」で見て多様性を確保しておく。
・ミゾソバに学ぶ：「適材適所」を実践すれば生き残る可能性が上がる。
・マツヨイグサに学ぶ：「人の行く 浦に道あり 花の山」―他と違うことに価値を見出す。
・オオバコに学ぶ：どんなときでもプラスに変えられない逆境はない。
・スミレに学ぶ：都会を生き抜くために、賢く誰かを頼ってみる。
・ナズナに学ぶ：一斉を避けて「そろわない」ことで危険分散を図る。
・カタバミに学ぶ：「次の種子」を大量に仕込んで待ち構えておく。
・オナモミに学ぶ：「どちらかわからない」ときは、どちらにも備えておく。
・タイヌビエに学ぶ：「ミッション遂行」のためなら周囲に溶け込むしたたかさを持つ。
・スズメノカタビラに学ぶ：「出る杭」になって余計なエネルギーを浪費しない。
・ヨシに学ぶ：外からの強い圧には、しなって受け流してみる。
・ススキに学ぶ：「生き残る」ために利用できるものは何でも利用する。
・ヒメジョオンに学ぶ：「あるべき姿」に囚われない、レッテルに縛られない。
・スギナに学ぶ：「時代遅れ」と感じるもののよさを見直してみる。
・セイタカアワダチソウに学ぶ：「らしさ」を取り戻せば、無理なく生きていける。
・ネナシカズラに学ぶ：「ずるい」やり方はやめて、「助け合う」方法を探っていく。
・オニタビラコに学ぶ：個性があるのは「多様性の維持が正解」だから。

　雑草にとって予測不能な変化は、耐えるべきものではない。克服すべきものでもない。雑草にとってはチャンスでしかない。