私が所属するNPO 集改センターが、1月24日(日)午後1時半から5時まで、大阪市立住まい情報センター主催の「平成21年度タイアップ事業」を大阪市立住まい情報センターの3階で行いました。
第1部は、当NPO田村代表理事の「失敗しない大規模修繕の3つのポイント」の基調講演が行われました。
この3つのポイントは以下の通りでした。
1)財産としてのマンションの状況を知る
2)良いコンサルタントと一緒に
3)良い工事業者と一緒に
1)「財産としてのマンションの状況を知る」では、
マンションの置かれた社会的状況を知ること、建物の不具合箇所と劣化状況を知ること、設備の不具合箇所と劣化状況を知ること、長期修繕計画を見直すこと、大規模「改修」工事の目的を再確認することが大切であることの説明がありました。
2)「良いコンサルタントと一緒に」では、
良いコンサルタントは少なくとも3社からの話を聞いて比較検討して選定すること、特に、スケジュール提案は経験が反映されるのでぜひ聞いてほしいということなど具体的なコンサルタント選びの説明がありました。そして選んだコンサルタントを管理組合の良きパートナーとして育てることも大切ではないかとの話もありました。
3)「良い工事業者と一緒に」では、
公募から工事業者応募を経て見積り参加業者を選定すること、次に、見積り比較の過程では仕様書を良く読み込んだ見積かどうかが決め手になること、工事担当者である監督としての統率力・技術力に加えて、住民への対応力がしっかりとしているかどうかを見極めることが大事であることなどが力説されました。
第2部では、建築士・施工業者・管理組合のそれぞれの立場からみた大規模修繕工事についてのパネルディスカッションが、本音トークで繰り広げられました。
良い工事をするためには、建築士、施工業者、管理組合の三者がお互いに協力し、支え合う関係にないと工事はうまくいきません。それには、「工事をしてもらう、工事をさせてもらう」というお互いの気持ちが大切です。そうはいっても、管理組合のすべての方が協力的な人ばかりではありません。しかし、こまめに広報をすることやコミュニケーションすることで、共通認識のレベルアップを図っていくと協力者が増えていくことも事実です。そうやって、建築士、施工業者、管理組合が試行錯誤しながら経験を積んで、よりよいマンションが増えていくよう今後も頑張っていきたい。
とパネルディスカッションは終了しました。
第3部はパネリストを相談役にして参加者とグループをつくり、お悩み解消のお手伝いをさせていただきました。
会場前ではパネル展示を行い、集改センター製作DVDの上映もあり、盛りだくさんの内容に大勢の人々が満足して帰られました。
今回、ご来場いただけなかった方は、ぜひ、次の機会にお越しいただきたいものです。
先日、ある管理組合さんから総会議事録の依頼を受けました。NPO 集改センターで活動しているおかげで、マンション関係には強くなっております。人間関係の幅も出てきました。
ただ、体型の幅だけには気をつけています。
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