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といっても私の自転車ではない。夫の自転車。買って5年半ぐらいたつという。ドロップハンドルなのに泥よけもあり、荷台もついているという特徴のある自転車だそうだ。
テニスの壁打ちに行って、日曜日の3時から4時の間に駐輪所にとめていたという。自転車の鍵を2つかけ、買ったばかりのヘルメットはサドルにかぶせて自転車につないで鍵をかけていたという。 4時過ぎに家に電話があり、「自転車が盗まれたので、防犯登録のナンバーと自転車あの製品番号を教えてほしい&迎えに来て」という。防犯登録ナンバーと製品番号を連絡し、家を出た。 現地に着くと警察官が調書を書いていた。意気消沈した夫。黙って座っている事務所の管理人。そして、なぜか警察官がもう一人立っていた。出てこないだろう、という雰囲気をその場の全員で醸し出している。その後、私の運転で帰宅するが、5分に1回はため息をつく。 無理もない。ものを買うときは、私には到底考えられないほどの時間をいつも使い、吟味しま くって買う夫。今度の自転車も時間をかけて一つひとつのパーツを選んで、注文してから製造を始め1カ月半後にようやく手に入れたお買い得商品だったようで、愛着もある。 当分、夫のため息を聞く日々が続くのだろうか……。 =============== 大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良を中心に全国よりご依頼をいただいております。 テープ起こしなら、テープ起こしオフィスびわこまで お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月26日 16時54分37秒
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