何年ぶりかで検診車の胃がん検診を受けてきた。毎年胃がん検診は受けているが、病院で受けることが何年か続いたので、検診車は久しぶり。
で、思った。この胃がん検診、健康じゃないと受けられない!!
「この中に入って、バーを握ってください」と言われて体をすべり込ませてバーを握る。体の幅より少し広い位置にバーがある。握りやすく、滑りにくい工夫はされていたが、その幅から、相撲取りは絶対に検診車の胃がん検診は無理だと感じだ。
で、その狭い空間で、「右に一回転してください」「はい、右を向いて」「今度は左」「はい、頭が下がりますよ」「はい、息を吸って……はい、止めて」「左に傾きます」「右のおしりを上げて」「今度は左」と、まあ、いろいろと指示が飛んでくる。
で、思った。私の母はこの検診は受けられない。年は79歳。腰も曲がり、歩行にはシルバーカー(老人車)を使う。この検診に耐えられるだけの筋力がないだろう。
そう思いながら検査を終え着替えていると、一つ前に検査を終えた人と更衣室で一緒になった。「この検査、うちの母親は腰も曲がって筋力もないから受けられないですね」と何気なく話かけると、「私の母親もそう。私も同じ事を感じた」と。
検診を受けるためにも健康でいなければいけないこの現実。何とかならないものだろうか。
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