専門業者経営者の本音――かわいそうな管理組合
私どもが業者選定の場で管理組合やコンサルタントから決まって質問されますのは、「君とこが工事を請けたときに、どこかに一括して下請けに出すんですか、自分ところの現場代理人を置いて各職種について管理の手配をして工事をするんですか。どちらですか」ということ。2億、3億のそこそこ大きな現場になった場合は、一括下請けに出す業者が多いです。そこで、「かわいそうな管理組合」が生まれます。1億の工事だとしましょう。請けた業者が一括下請けに出す場合は、自分の会社の営業経費、利益を13%から20%ぐらい取るように聞いています。仮に15%としましょう。すると、1億円の工事は実質8,500万円の工事となります。一括下請けに出さない業者が工事をすれば1億円の仕事をします。つまり、同じ1億円を支払っても、元請けとして工事をする業者なら1億円の価値ある仕事をしますが、一括下請けに出す業者を選ぶと、実質8,500万円の工事にしかなりません。それをカムフラージュするためにいろいろな手を使っている業者もいます。その方法とは……会議事録等のご依頼はテープライト・オフィスびわこ マンションなんでも相談はNPO集合住宅改善センターまで