これからのマンション(住宅性能表示の義務化は?)
以下の内容は、マンション総合研究会の公開セミナーで聞いた内容をもとに書いたものです。今後マンションに関してどのようなシステムづくりをしていったらいいのでしょうか。デベロッパー編に続いて今回は流通市場の整備です。マンションに住宅性能表示制度を義務づけたらどうでしょうか。住宅性能表示制度とは、「地震などに対する強さ」「火災に対する安全性」「省エネルギー対策」など10分野の性能項目について、等級や数値で表示しています。外見からでは判断できない建物の性能の違いが、専門知識がなくても分かりやすく理解できます。現状では、マンションだけでなく戸建てなど全住宅に関しては14%ぐらいしか加入していないようです。なぜ、普及率がこんなに低いのでしょうか。住宅性能表示をするメリットは、住宅ローンの金利が下がります!弁護士により組織された紛争処理機関を、1万円で使用できます!第三者が現場チェックをするので、安心!地震保険料が割引されます!さまざまな住宅を、統一された基準で比較できます!性能表示を通じて、現場管理・工法・工程の標準化を推進できます!と書いてあるサイトもあります。こんなに良い制度なのに普及しないというのは、おおよその見当がつきます。以下は素人の私の勝手な推測です。1、手続きが煩雑?2、料金が高い?3、性能表示制度自体の認知度が低い?手続きは、申請図書を作成する必要があるので、設計者又は工務店やハウスメーカーの方に申請書等の作成を依頼しなければなりません。料金は、専門家に調査を依頼しますので、○万円の費用はかかると思います。3はハウスメーカー、工務店、ゼネコンなどの住宅関連産業への徹底した協力体制ができてない現状があるため?いずれにしても、現在の制度ではまだまだ問題点もあるようです。制度自体は素晴らしいものなので、一刻も早く利便性の高い制度改革を願います。総会の議事録作成のご依頼はテープライト・オフィスびわこ マンションなんでも相談はNPO集合住宅改善センターまで