7nm のASICマイニングマシンを考える
アルトマイニングさんの、国産ASICと7nmチップと液浸ASICまとめという記事に触発されて、新ASICについて、考えてみた。 16nm から 7nm になることで、電力60%カット。周波数30%アップらしい。TSMC、7nmプロセスを使用したチップの量産を開始 さて、BITMAIN の Antminer の仕様は、Antminer S9i 14TH/s 1320W単純に論理合成やり直すだけの手抜きASICチップを作っても、プロセス刷新効果で、新S9 は、18TH/S 528wおや?日本の 7nm ASIC マシンの 10TH/s 300W に近い電力性能比ですね。じゃ、収益を予想してみましょう。Nicehash の 収益計算機によると、現行 S9 の 直近一か月の実績収入 20942円/月, 電気代 14846円/月 (15円/kwh), 利益 6096 円 これが、単純計算で、収入 27224円/月, 電気代 5938円/月 (15円/kwh), 利益 21286 円となります。これはすごい。一般家庭の 30円 /kwh としても、利益 15348円 現行機の値段は、電源付きで $974 。11万円ぐらいですかね。新型はプレミアつけて、$2000 としたら、22万円ぐらいかな。 高圧電力が受けられるなら、10か月で回収できる優秀なマシンになりそうですね。 一方、アルトマイニングさんが整理してくれた情報によると、「価格は512チップ版のもので1.5億~2億と結構な差がありますが」だそうですので、単純計算で、1チップあたりの 10TH/s になると、39万円。いや~、これじゃ勝てませんねぇ。ということで、GMOさんには、中小企業向けに頑張ったお値段設定を期待します。具体的には、固定資産にならない ¥198,000 でお願いします。(笑おっと、訂正 18TH/s じゃなくて 10TH/s なんですね?じゃ、98000円ぐらいが妥当な線でしょうか。よろしくお願いします。