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2012年09月15日
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カテゴリ:最近読んだ本

          いつも、ご訪問・応援ありがとうございます。
          3連おじぎ福助




以前 オークションで入手した

「格安!数冊ひとまとめ」

の本の中に 入っていたのですが

ず~っと しまい込んだままで

全く存在すら忘れていたのが




足穂
     「編集協力」にも、なかなかの重鎮の名前が びっくり 上矢印上矢印





「ちくま日本文学全集:稲垣足穂」

です




恥ずかしながら

今まで生きてきて この作家の作品を

手にしたことも 読んだこともありませんでした 涙ぽろり

人並み以上に 書を読んできたつもりですが

いかんせん 嗜好が偏っているようで

気に入った作家は 「とことん読む」ぐー

のですが

新たに 「お気に入り作家」を発掘するのが億劫で

自ら 新分野を開拓する!

ということがありません 泣き笑い

ある作家に傾倒しているうちに

その作家の交友関係や

その作家が「絶賛している作家」

あるいは 逆に「批判している作家」

などに手を伸ばし広げて行く

という形で読み漁って来ました




その網に 全く引っ掛からなかった

多くの作家の一人が

この「稲垣足穂」という

【 奇才 】 です




「一千一秒物語」というのが

デビュー作のようです

この作品は かの「佐藤春夫」が

後押しをして世に出たそうです

後に 三島由紀夫が大絶賛したとの事




「一千一秒物語」という作品自体は

60ページほどの短編です

今宵読んだのは 先ほどの画像にある

「ちくま日本文学全集」という文庫本

に収録されたものです

この全集は 全50巻で

森鴎外 正岡子規 夏目漱石 幸田露伴 樋口一葉

島崎藤村 泉鏡花 柳田國男 寺田寅彦 永井荷風

志賀直哉 中勘助 石川啄木 萩原朔太郎 谷崎潤一郎

菊地寛 夢野久作 岡本かの子 内田百間 白井喬二

芥川龍之介 佐藤春夫 江戸川乱歩 金子光晴 宮沢賢治

尾崎翠 大仏次郎 川端康成 石川淳 稲垣足穂

梶井基次郎 海音寺潮五郎 中野重治 林芙美子 堀辰雄

木山捷平 坂口安吾 中島敦 太宰治 長谷川四郎

大岡昇平 武田泰淳 梅崎春生 島尾敏雄 福永武彦

三島由紀夫 澁澤龍彦 色川武大 開高健 寺山修司

 (内田百間の「間」は 「門」の中が「月」 )

という そうそうたる顔ぶれなのですが

「稲垣足穂」は

「中勘助」「白井喬二」「長谷川四郎」「梅崎春生」

と並んで

「書籍を見た事も 読んだ事も 本人に会った事もない!」

人だったのです しょんぼりほえー涙ぽろり

 ※勿論 誰ひとり「会った事もない!」のですが・・・わからん




【 奇才 】

と言われているようですが

正直な読後感は

「なんですか?これは?」わからんわからんわからん

大正12年に発表された作品なのですが

シュール・・・と言えば良いのか?

何と評して良いのかわかりませんが

この時代にこんな作品が有ったとは!

という驚きと

よくぞ 埋もれず残ったもんだ という関心

つまり 佐藤春夫や 三島由紀夫などの

目に止まるまで この作品を埋没させずに

存在させてきた事が何だか素晴らしい!




僅か60ページほど

しかも結構余白がある短編ですが

私には 作品の神髄が読み取れません わからん

気になったのは 他の作品には

当然のようにある「句読点」が

この「一千一秒物語」には 一切無く

ただ「。」「、」にあたる部分が

一文字分空白にしてあるだけ・・・

視覚的な効果だと思いますが

(「!」や「-」などは使用している )




「こののちの私の作はすべて 一千一秒物語の註である」

と 稲垣本人が述べているように

デビュー作 代表作とは言え

この「一千一秒物語」を読んだだけで

「稲垣足穂を読んだ!」

とは決して言わせないものが有ります

この先 残る稲垣作品を読み込んで行く中で

この「一千一秒物語」を適宜読み返して初めて

理解が深まるのでしょうか

「いずれ読まなくちゃ!」リストに

また一人作家名が増えました

ひとつだけ 確信できた事は

「この作品は 間違っても入試問題では使われない」

という事です 失敗




本日は 稲垣足穂にあやかり

句読点を使用せずに綴っております




文中「敬称略」




   ☆★☆ 初めて訪れて頂いた方、最近読み始めた方・・・へ ★☆★

    「はじめにお読み下さい~Read Me」のページを作成しました。
    是非、ご一読下さい。⇒【はじめにお読み下さい・・・Read Me】
                   【はじめにお読み下さい・・・Read Me (2)】
                   【はじめにお読み下さい・・・Read Me (3)】

       ※携帯電話画面からは閲覧できないようです。(TへT)





            おじぎ福助
            またのお越しをお待ちしております。





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最終更新日  2012年09月16日 02時43分57秒
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