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カテゴリ:我、日々三省す。
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「吾、日々三省す。」 私の、(数ある)座右の銘の一つです。 ご想像の通り・・・ 曾子曰。 吾日三省吾身。 為人謀而不忠乎。 與朋友交而不信乎。 傳不習乎。 吾れ日に吾が身を三省す。 人の為に謀りて忠ならざるか。 朋友と交わりて信ならざるか。 習はざるを伝へしか、と。 曾子は言った。 私は常に自らのあり方を省みている。 人の為に心を動かされて、 忠ならざる事はなかったであろうか。 志を同じくする友なるに、意に従うばかりで 信ならざる事はなかったであろうか。 己の身にもなっておらぬ事を妄りに発して、 人を惑わせてはおらぬであろうか、と。 かの「論語」にある一節です。 中学生の頃、この言葉を知り 機会有る毎に、「座右の銘」として 心に刻んで生きて参りました。 この「三省」の語句を冠したのが 「三省●書店」です。 当然、「お気に入り書店」です。(^_-)-☆ 学校指定だった「K社:英和中辞典」を買わず、 「三省★コンサイス英和辞典」を 愛用しておりました。 「三省▲の辞典」と言って避けて通れないのが 「新明解国語辞典」でしょう。 金田一京助・春彦の名も連ねられたこの辞典は 初版~第二版のはしがきでは、 巷の、“ 語句の寄せ集め辞書 ” を 「芋辞書の域を出ない。」と看破し、 その独特の語句解説は、「悪魔の辞典」に 優るとも劣らぬ痛快さを秘めております。 流石に、非難されたのか、「三省」したのか 第三版以降には、「芋辞書・・・」なる記載は 影を潜めてしまいました。残念!(-。-) ※「悪魔の辞典」とは 1911年にアメリカ合衆国で発表された書籍。 アンブローズ・ビアス著。 ふつうの辞典の体裁をもってさまざまな単語に 再定義を行ったものだが、その定義が痛烈な皮肉や ブラックユーモアに満ち溢れ、 通常の辞書とは一線を画している。 流石に「悪魔の辞典」は、学校の授業では 使用に耐えない「痛快すぎる解釈」満載です。 本来の意味を熟知したうえで、初めて 「笑える!」辞書と言えるでしょう。 従って、「知らない語句」を調べるには 実用的ではありません。 その点、「新明解」は違います。 知らない言葉は勿論、 既に「熟知しているはず」の語句でさえも 「新たな、明解な」解釈を提供してくれます。 たとえば・・・ 【 動物園 】 という単語。 第二版、第三版では、 ◎鳥獣・魚類などを、(自然に近い状態で)飼い、 観覧者に見せる公園風の施設。 と、何の変哲もない解釈ですが、 第四版では、突如・・・ ◎生態を公衆に見せ、かたわら保護を加えるためと称し、 捕えて来た多くの鳥獣・魚類などに対し、 狭い空間での生活を余儀無くし、飼殺しにする。 人間中心の施設。 三版~四版の間に、一体何が有ったんだ!三省◆! 更に、古今東西、老若男女にとって、 永遠の「命題」とも言える、【 恋愛 】 という言葉の解釈に至っては!!! 第二版では、 ◎一組の男女が相互に相手にひかれ、 ほかの異性をさしおいて最高の存在としてとらえ、 毎日会わないではいられなくなること。 ・・・ふむふむ。 ま、そんなところでしょうかね。 と・こ・ろ・が~! 第三版、第四版では、いきなり ◎特定の異性に特別の愛情をいだいて、 二人だけで一緒に居たい、出来るなら 合体したいという気持を持ちながら、 それが、常にはかなえられないで、 ひどく心を苦しめる・ (まれにかなえられて歓喜する)状態。 流石に、これでは、「学校指定辞書」 の候補からは外れてしまうでしょう。 「どうせ、学校の指定辞書にならない! 」 ・・・と悟ったとたんに、 「社会人」をターゲットに切り替えたか!? しかも、二版~三版の改訂時には 何かの拍子にタガがはずれて、 「恋愛論」にまで手を出してしまい、 会心の解釈を世に問うたものの、 コアなファンを増やしただけで、 「一般」からはますます遠ざかり、 「三省」に「三省」を重ねたものの 既に出版された事実は拭いようも無く 第四版で、「動物園」などにてを広げ 「一般的辞書」を装うつもりだったが 一度外れた「タガ」は元に戻らず 「動物園」すら、 あのような記述になってしもうた・・・ という感じがひしひしと伝わって来ます。 他にも、「ぶっ飛び解釈」満載! ・・・なのが、「新明解国語辞典」です。 それでも、 I 三省●。 こうなると、「初版」が欲しくなりますが、 プレミアが付いて高値で取引されてます。 今では、「第七版」が最新版です。 第五版以降は持っていないので、 古本屋さんででも見つけたら 順次買い揃えたいと思います。 ☆★☆ 初めて訪れて頂いた方、最近読み始めた方・・・へ ★☆★ 「はじめにお読み下さい~Read Me」のページを作成しました。 是非、ご一読下さい。⇒【はじめにお読み下さい・・・Read Me】 【はじめにお読み下さい・・・Read Me (2)】 【はじめにお読み下さい・・・Read Me (3)】 ※携帯電話画面からは閲覧できないようです。(TへT) またのお越しをお待ちしております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月27日 00時44分49秒
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