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カテゴリ:かむ太郎の法則
↑三木清「人生論ノート」 この話も、以前綴ったような気がしますが、 なんせ、過去の記事を検索しようにも 無駄に捻ったタイトルが多いせいか 求める記事がなかなかヒットしません。 「幸福が存在に関わるのに反して、 成功は過程に関わっている。」 更には、 「純粋な幸福は各人において オリジナルなものである。」 この考えは、先日綴ったアリストテレスの 「ニコマコス倫理学」に有った 「徳(アテレー)」 「善(アガトン)」 「幸福(エウダイモニア)」 の考え方に通ずるものがあるような気がします。 現に「人生論ノート」では、 プラトンやソクラテスにも言及しています。 また、三木清は 「中庸は一つの主要な徳であるのみでなく むしろあらゆる徳の根本的な形である・・・」 と述べています。 この「中庸」という言葉は かの仏陀(ぶっだ=お釈迦様)もその重要性を 頻繁に説いていますし、 アリストテレス、デカルトも「中庸」を重視しています。 物理学者の竹内均の「『修身』のすすめ」でも 「初心者がまず実行すべき徳目は、 勤倹、正直、感謝、次に貯蓄、報恩、中庸……。」 と述べています。 同じ「中庸」という言葉でも それぞれに論点や目指すものは多少異なってはいますが 「平均的」とか「凡庸」とか「どっちつかず」 のような意味合いでは無く、 「的を射る」とか「中枢」とか「バランスが良い」とか・・・ そんな感じの意味合いが似合うか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月01日 16時39分06秒
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