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カテゴリ:家族
今度の日曜日、2週間ほど早いけど (私がハワイに行くから) 家族が私のために誕生日パーティーを開いてくれます
ちょっぴり楽しみにしている私(笑)。 お姉ちゃん夫婦が企画してくれてるみたいだけど、 お父さんも、なにげに楽しみにしています(笑)。
こんなこと言ったら、Happy Familyだな~ って思われるかもしれないけど、前は全然違った。 正直、それとはほど遠い感じでした。
でも、私たち家族は変わった。 きっかけは”お母さんの死”。
お母さんはとっても明るくて、優しくて、よく笑う人だった。 本当に太陽みたいな人だった。
私はそんなお母さんが大好きで自慢だった。 小さい頃、お母さんをもっと笑顔にしたくて、 道ばたで花を見つけては持って帰って お母さんにプレゼントした。
本当に大好きでした。
お父さんは、器用で切り絵とか簡単に作っちゃうような人。 小さい頃は、健康に厳しいお母さんに内緒でおやつを買ってくれたり、 色んな所に連れて行ってくれた。 物知りで、沢山のことを教えてくれた。
そんなお父さんが大好きでした。
でも、その反面キライなところも沢山りました。
ちょっとした事で怒ったり、怒った時に物にあたったり・・・ 手をあげられた事は一度もないけれど おかげで大きな音や人の怒鳴り声がダメになった。 これは今でもトラウマ。
だから、私は小さい頃から常にお父さんの顔をうかがってきた。 怒らせないように・・・って。
お姉ちゃんは、そういうことが出来ない人で ハッキリものを言うので、お父さんを怒らせた。
お母さんも、お父さんに注意すると更に面倒なことになるので 文句を言うことなく我慢していたと思う。 いつだって、お父さんの話をじっと聞いてあげてた。
そんなお母さんの姿を見ていたし、 元々お母さんっ子だというのもあって 私はお父さんがあまり好きではなくなりました。
それから私は留学することになって その数ヶ月後、お姉ちゃんも一人暮らしを始めました。
お母さんは、「お父さんと2人だよ~!!どうしょう!?」 なんて電話やメールで言っていました(苦笑)。
でも、この頃から少しずつだけど、お父さんに変化が。
お母さんと2人で出かけるようになったんです。 お母さんも嬉しそうでした。
私やお姉ちゃんにも変化が。 お父さんの事がそんなに嫌いではなくなった。 ありがたみも分かった。 お姉ちゃんは、お父さんに気を使えるようにもなった。 ・・・離れているから良かったのかも(笑)。
私が帰国してからは、お父さんとお母さん、そして私の 3人での暮らしが始まりました。 やっぱり近くにいると、またお父さんのイヤなところばかりが見えて 気持ちも元に戻ってしまったけど、 お母さんがいたから何とかやっていけました。
でも、お母さんは突然天国へ行ってしまった。
いきなり、私とお父さんの2人になってしまった。 ここから半年ちょっとは、本当に本当に辛かった。
私はお父さんと2人で どうしたらいいのかか分からなかった。
私は、”悲しんでばかりじゃダメだ。立ち直らなきゃ” と必死だった。お父さんにどう接したらいいのか分からなかったけど 自分なりに頑張ったつもり。昼間は家事をこなして、 お父さんの夕食の準備をして、夕方から夜中までバイトした。
疲れて帰ってくると、テーブルには食べ残しが散らばっているし あらゆる電気はついているし、綺麗に掃除したのに汚されている。
更にど~っと疲れる・・・
思わずお父さんに注意。でも、なぜか逆ぎれされる。 そして、「お父さんが一番辛いんだ!!! おまえに分かるわけがない!!!」って言われた。
私は、立ち直ろうと必死に頑張っていたし なるべく明るく振る舞った。 辛かったけど、なるべく人には見せないようにした。
なのに、お父さんは自分だけが辛いって。 あの言葉には凄く傷ついた。 それに、”お母さんのこと大切にしてなかったくせに!” って怒りもこみ上げてきた。
私には近くに支えてくれる人がいなかった。 お姉ちゃんには婚約者いて支えもらっていたけど。 私にも当時、彼氏がいたけど遠距離で 連絡をマメに取ってくれる人じゃなくて、 私がお母さんが亡くなったことを伝えても 連絡の回数に変化はなかった。
毎日毎日お母さんの写真の前で泣いてばっかりだった。 こんな家、早く出て行きたいって思った。 とにかく辛かった。
でも、辛いことばかりじゃないのが人生だよね。
お父さんが少しずつ変わり始めた。
トゲトゲしかったのに丸くなった。 前はちょっとしたことで怒ってたのに、それも無くなった。 とにかく穏やかになって笑顔が増えた。
だから自然と私も穏やかになった。 家族が集まることも多くなった。 みんな笑顔で食事が出来るようになった。
そしていつの間にか、 お父さんは私の最大の理解者になってた。
彼氏のことだって、本当は心配だろうけど 私のことを大人として尊敬して信じてくれている。
本当は、お母さんが生きていた時に変わって欲しかったけど、 きっとお母さんも喜んでくれていると思う。 お母さんがきっかけをくれて、家族を一つにしてくれたんだからね!
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